バッチファイルでフォルダを自動生成!業務効率化テクニックを徹底解説

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バッチファイルでフォルダを自動生成!業務効率化テクニックを徹底解説

この記事では、日々の業務を効率化するための強力なツール、バッチファイルを使ったフォルダの自動生成テクニックを詳しく解説します。「いつも同じようなフォルダ構成を手作業で作っていて時間がかかる…」と感じている方は必見です。

バッチファイルとは? コマンドをまとめて実行 [00:42]

バッチファイルとは、Windowsのコマンドプロンプトで実行できる命令(コマンド)を、テキストファイル(拡張子.bat)に記述したものです。このファイルを実行するだけで、書かれた複数のコマンドを順番に実行してくれるため、手作業で行っていた複数の操作を自動化できます。

なぜフォルダの自動生成にバッチファイルが便利なの?

例えば、新しいプロジェクトが始まるたびに、報告書、資料、図面といったフォルダを手動で作成するのは手間がかかりますよね。バッチファイルを使えば、これらのフォルダを瞬時に、しかも正確に作成できます。一度作成しておけば、何度でも同じフォルダ構成を簡単に作成できるため、大幅な時間短縮につながります。

基本的なコマンド:フォルダを作成する「MD」コマンド [04:36]

フォルダを作成するために最もよく使うコマンドが MD (または MKDIR)です。これは “Make Directory” の略で、このコマンドの後に作成したいフォルダ名を指定するだけで、その名前のフォルダが作成されます。

基本的な使い方:

MD 作成したいフォルダ名

例えば、「報告書」というフォルダを作成したい場合は、バッチファイルに以下のように記述します。

MD 報告書

これを実行すると、バッチファイルが存在する場所に「報告書」というフォルダが作成されます。

階層的なフォルダを自動生成する [02:27]

さらに、階層的なフォルダも簡単に作成できます。動画で紹介されていた例を見てみましょう。

MD X
MD X\1
MD X\1\A
MD X\1\B
MD X\2
MD X\3
MD X\4
MD X\5
MD X\6

このバッチファイルを実行すると、以下のフォルダ構造が一気に作成されます。

X/
├── 1/
│   ├── A/
│   └── B/
├── 2/
├── 3/
├── 4/
├── 5/
└── 6/

このように、MD コマンドとパス(フォルダの場所を示す文字列)を組み合わせることで、複雑なフォルダ構造も自動的に作成できるのです。

バッチファイルの作成方法 [03:23]

バッチファイルは、特別なソフトウェアは不要で、Windowsに標準搭載されている「メモ帳」などのテキストエディタで作成できます。

  1. テキストエディタを開く: 「スタートメニュー」から「メモ帳」を起動します。
  2. コマンドを記述する: 作成したいフォルダの MD コマンドを一行ずつ記述します。
  3. ファイルを保存する: 「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」を選択し、ファイル名を「.bat」という拡張子で保存します。例えば、「フォルダ作成.bat」のように保存します。この際、「ファイルの種類」を「すべてのファイル (*.*)」にするのを忘れないでください。

作成した .bat ファイルをダブルクリックするだけで、記述したフォルダが自動的に作成されます。

応用例:日付を使ったフォルダ作成

例えば、日付ごとのフォルダを自動で作成したい場合、少し工夫が必要です。バッチファイルだけで完全に動的な日付を取得するのは難しいですが、あらかじめ今日の日付などを変数として設定しておくことで、それに近いことは可能です。

例:

@echo off
set TODAY=%date:~0,4%-%date:~5,2%-%date:~8,2%
MD %TODAY%_報告書
MD %TODAY%_資料
echo フォルダ "%TODAY%_報告書" と "%TODAY%_資料" を作成しました。
pause

この例では、今日の日付を変数 TODAY に設定し、その日付を含んだ名前のフォルダを作成しています。

まとめ

バッチファイルを使ったフォルダの自動生成は、繰り返しの多いファイル整理作業を効率化する強力な手段です。基本的な MD コマンドを理解するだけで、日々の業務における小さなストレスを解消し、より生産的な作業へと繋げることができます。

ぜひ、今回の内容を参考に、バッチファイルを使ったフォルダ自動生成を試してみてください。

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