【体験談】生後103日、娘のお食い初め。手作りポスターと家族の愛情リレーで迎えた、忘れられない一日

シードのホームワーク

はじめまして!妻と、生後103日の娘とのドタバタながらも幸せな毎日を送っている、新米パパのシードです。

娘がこの世に生まれてきてくれて、約3ヶ月半。 ふにゃふにゃだった体が少ししっかりしてきて、目で僕たちを追い、声を立てて笑うようになりました。その一つ一つの成長が、僕たち夫婦にとって何物にも代えがたい喜びであり、日々の活力になっています。

そして今日という日は、そんな娘の成長を祝う、特別なハレの日。 **「お食い初め」**です。

この日のために、数週間前から妻と計画を立ててきました。しかし、計画通りに進まないのが子育てというもの。当日の朝から予期せぬミッションが発生したり、主役のご機嫌にハラハラしたり…。

今回は、そんな我が家のリアルで温かいお食い初めの一日を、父親目線で綴りたいと思います。完璧じゃなくても、愛情さえあれば最高の思い出になる。この記事が、これからお食い初めを控えるご家族の、何かのヒントになれば幸いです。

第1章:決戦の地、実家へ!〜ミッションは家族の笑顔〜

決戦の日の朝。我が家はまるで引越し前夜のような慌ただしさでした。主役である娘の着替え、おむつ、おもちゃ一式。そして、儀式で使う小物たち。忘れ物がないか何度も指差し確認し、車に乗り込みます。

今日の舞台は、私の実家。私の両親、そして妻の両親(義両親)と私の弟も集まってくれる、一大イベントです。

実家という慣れた場所でお祝いをすることには、たくさんのメリットがあります。

  • 赤ちゃんがリラックスできる:慣れない場所だと、赤ちゃんが緊張してしまうことも。その点、聞き慣れた声や匂いがある実家は安心です。
  • 準備の負担を分担できる:自宅ですべてを準備するのは大変ですが、実家ならキッチンを借りたり、両親に手伝ってもらったりできます。
  • 費用を抑えられる:お店でお祝いするよりも、費用をぐっと抑えることができます。

もちろん、実家への移動や後片付けの手間はありますが、それを補って余りある温かい雰囲気の中で開催できるのが、実家でお祝いする一番の魅力だと感じます。

9時半前、無事に実家へ到着。 「おお、来たか!主役のお帰りだ!」 と、祖父の顔になった父が、満面の笑みで出迎えてくれました。

さあ、ここからが僕たちの最初のミッション。お祝いの舞台セッティングです。リビングのテーブルやソファを移動させて、儀式と食事のためのスペースを確保。

第2章:ご先祖様への感謝。仏壇に手を合わせる意味

部屋のセッティングが一段落し、僕は娘を抱いて仏壇の前に座りました。 チーン、と澄んだ音を立てておりんを鳴らし、そっと手を合わせます。

「おじいちゃん、おばあちゃん。ひ孫の〇〇(娘の名前)が、無事に生後100日を迎えることができました。いつも空から見守ってくれて、本当にありがとうございます。これからもこの子が、すくすくと元気に大きくなりますように。どうか、お見守りください」

お祝い事をするとき、ご先祖様に報告と感謝を伝える。これは、僕が子供の頃から両親に教えられてきた、我が家の大切な習慣です。

僕たちが今こうして在るのは、父と母がいて、そのまた父と母がいて…と、遥か昔から命のバトンが繋がれてきたから。娘の誕生は、その命のリレーの新しい1ページです。仏壇に手を合わせる時間は、その壮大な家族の歴史に想いを馳せ、命の尊さを改めて感じる、静かで大切なひとときでした。

第3章:予期せぬDIY!「祝お食い初め」ポスター大作戦

さあ、これで準備万端!…と、思ったその時でした。 ふと、娘のお宮参りの時の記憶が蘇ります。

あの日、食事をした「木曽路」さんには、「祝 お宮参り」と書かれた、立て札のようなポスターのようなものが用意されていました。それが写真撮影の時にすごく映えて、特別感を演出してくれていたのです。

「お食い初めの時も、ああいうのがあったら良いなあ…」

そう思っていた僕は、昨日、仕事帰りにダイソーとホームセンターに駆け込みました。しかし、パーティーグッズコーナーを探し回っても、「祝 お宮参り」はあっても「祝 お食い初め」は見当たらず、泣く泣く断念していたのです。

その話を母にしたところ、父が力強く言いました。

「無いなら、作ればいいじゃないか!」

なんと、実家にはプリンターがあり、物置を探せば工作で使った竹ひごもあるとのこと。まさかの事態に戸惑う僕を尻目に、父はパソコンを立ち上げ、母は竹ひごを探しに行きます。こうして、僕と父による「お食い初めポスター緊急DIYプロジェクト」が、突如として始まったのです!

Wordを開き、「祝 お食い初め」そして娘の名前を入力。しかし、ここからが難関でした。

「このフォント、なんか力強すぎるな…」 「もうちょっと、こう、お祝いっぽい華やかな感じの…行書体か?」 「文字のサイズはこれくらいか?いや、もっと大きくないと写真で目立たないぞ!」

たかが数文字、されど数文字。フォントの種類やサイズ、配置のバランスに、あーでもない、こーでもないと頭を悩ませます。最終的に、お祝い事にふさわしい、少し太めの行書体で決定。A4の和紙風の紙に印刷し、裏に厚紙を貼って補強。そして、母が見つけてきた竹ひごを両端に貼り付け、掛け軸風のポスターに仕上げました。

完成した手作りのポスターは、お店で売っているような洗練されたものではありません。でも、そこには温かい「手作り感」と、孫のために奮闘してくれた祖父の愛情が詰まっていました。不格好かもしれないけれど、世界でたった一つの、最高の飾りです。このポスターを見るたびに、きっと今日のこのドタバタで楽しい時間を思い出すことでしょう。

第4章:主役のコンディションと両家の集結

ポスター作りに白熱していると、「ピンポーン」とチャイムが鳴りました。注文していた仕出し屋さんのお膳が到着したのです。

蓋を開けると、そこには芸術品のように美しい料理が。尾頭付きの立派な鯛、彩り豊かな煮物、そして小さな漆器に盛り付けられたお食い初め膳。料理の準備はプロにお任せする「仕出し」や「宅配サービス」は、本当に現代のパパママの強い味方です。準備の負担が減ることで、心に余裕が生まれ、赤ちゃんと向き合う時間や家族との会話の時間を増やすことができます。

そうこうしているうちに、妻の両親も到着し、今日の主役たちが勢揃いしました。 和やかな談笑が始まる…かと思いきや、ここでアクシデントが発生します。

なんと、義両親が到着する30分前から、娘がグズりだしてしまったのです。 いわゆる**「魔の〇〇分前」**というやつでしょうか。大切なイベントの直前に限って、赤ちゃんの機嫌が急降下するのは、子育てあるあるですよね。

妻が優しく抱っこして寝かしつけ、娘はしばし夢の中へ。主役が寝ている間、大人たちは談笑タイムとなりました。その間、何も言わずにすっと立ち上がり、みんなにお茶を淹れて回る妻。その細やかな気遣いに、僕は心の中で「ありがとう」と呟きました。両家が集まる場では、こうした小さな心遣いが、場の空気を和やかにしてくれるのです。本当に、自慢の妻です。

第55章:開演!百日祝いの写真撮影会

しばらくすると、主役がお目覚めです。 少し眠ったおかげでご機嫌はすっかり回復!ぱっちりとした目で周りを見回しています。

「今だ!撮影会を始めるぞ!」

誰の号令というわけでもなく、スマホやカメラを構えた大人たちが、娘の周りに集まります。手作りのポスターをバックに、豪華なお食い初め膳の前に娘を座らせます。

「こっち向いてー!おじいちゃんだよー!」 「わー、かわいい!今笑った!」

袴ロンパース姿の娘は、まさに今日のヒロイン。大人たちの声援に応えるかのように、にこにこと愛想を振りまいてくれます。その一挙手一投足に、じいじ・ばあばはメロメロ。僕のスマホのカメラロールは、あっという間に娘の写真で埋め尽くされていきました。

第6章:いざ、儀式本番!家族みんなで繋ぐ愛情のリレー

賑やかな撮影会が落ち着き、いよいよお食い初めの儀式が始まります。 本来、儀式で赤ちゃんに食べさせる真似をする役は**「養い親(やしないおや)」**と呼ばれ、長寿にあやかるという意味で、身内の最年長者が務めるのが習わしです。

しかし、僕たちは今回、集まってくれた家族みんなで、娘の成長を願いたいと考えました。そこで、伝統的な形式に少しだけアレンジを加え、みんなで愛情をリレーしていくスタイルで行うことにしたのです。

トップバッターは、私の父。娘にとっての祖父です。 「じいじだぞー。まずは、お赤飯な。たくさん食べて、元気に大きくなれよ」 少し照れくさそうに、しかし愛情のこもった眼差しで、娘の口元にお箸を運びます。

続いて、義理の父。 「次はパパだぞー。このお魚みたいに、のびのびと人生を泳いでいくんだよ」

私の母、義理の母、妻、そして私の弟へと、お箸がリレーされていきます。 「良い人に巡り会えますように」 「好き嫌いしないで、何でも食べられる子になってね」 「健やかに、笑顔の絶えない毎日を送れますように」

一人ひとりが、それぞれの言葉で、娘の未来に願いを込めていく。その光景は、本当に温かく、感動的なものでした。娘は、こんなにも多くの人に見守られ、愛されている。その事実が、父親として何よりも誇らしく、胸が熱くなりました。

第7章:父として、僕の番。娘に誓う未来

そして、愛情のリレーのアンカーは、父親である僕が務めることになりました。 残りの順番は、すべて僕の役目です。

妻から娘を受け取り、自分の膝の上にしっかりと抱きかかえます。ずっしりとした重みと、ミルクの甘い匂い。僕の腕の中で、娘は不思議そうな顔でお箸の先を見つめています。

僕は、一つ一つの料理に込められた意味を、改めて娘に語りかけるように、心の中で唱えながら、お箸を運びました。

「これは、お赤飯。魔を払い、君を悪いものから守ってくれますように」 「これは、お吸い物。素敵な伴侶に巡り会い、幸せな家庭を築けますように」 「これは、鯛。君の人生が、おめでたいことで溢れますように」 「これは、煮物。将来の見通しが良く、真っ直ぐに、すくすくと育ちますように」 「そして、この歯固め石。石のように丈夫な歯が生え、健康で、長生きできますように」

娘の小さな、柔らかい歯茎に、そっとお箸の先を触れさせた瞬間。 僕の中に、これまで感じたことのないような、力強い感情が湧き上がってきました。

「父親として、この子の人生に責任を持たなければならない。何があっても、この子が食べるものに困ることがないように、僕が守り抜かなければならない」

それは、単なる儀式の一環ではありませんでした。 娘の未来と、父親としての自分の覚悟を、固く、固く結びつけるための、**「誓いの儀式」**だったのです。

この小さな命のために、僕はもっと強く、もっと優しくならなければならない。 この日、この瞬間、僕は本当の意味で「父親」になれたような気がしました。

まとめ:最高の思い出は、家族の愛情から生まれる

こうして、我が家のドタバタで、愛情たっぷりのお食い初めは幕を閉じました。

急遽作った手作りのポスター。 主役の突然のグズり。 家族みんなで繋いだ、愛情のリレー。

計画通りにはいかないこともたくさんありましたが、振り返ってみれば、そのすべてが愛おしい思い出です。完璧な準備や豪華な料理よりも、家族が集まり、心を一つにして子供の成長を願う時間こそが、何よりも尊いのだと実感しました。

これからお食い初めを迎えるパパさん、ママさん。 準備は大変だと思いますが、どうか気負いすぎないでください。大切なのは、形式よりも気持ちです。宅配サービスや家族の力を借りながら、ぜひ、ご家族らしいスタイルで、最高の1日を創り上げてください。

今日という一日が、娘の記憶に残ることはないでしょう。 でも、君がこれだけ多くの人に愛され、祝福されて生まれてきたのだということは、僕たちが一生、語り継いでいくからね。

生まれてきてくれて、ありがとう。 我が家に来てくれて、ありがとう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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