【生後3ヶ月の試練】娘の突然の発熱!リモートワークできないパパが感じた不安と、仕事で学んだ「質問力」の意外な関係

シードのホームワーク

はじめまして!シードと申します。

愛する妻と、この世に生を受けて99日になる娘との3人暮らし。寝返りの練習を始めた娘の「うーん!」という唸り声が、我が家のBGMになっている今日この頃です。

育児は本当に、毎日が新しい発見と学びに満ちています。そして、予期せぬ出来事の連続でもありますよね。

これは、そんな目まぐるしい毎日の中のある一日の記録。

娘の突然の発熱に肝を冷やし、遠い職場で働くもどかしさを痛感し、そして、全く関係ないと思っていた仕事上の悩みが、実は子育てにも通じる大切な気づきを与えてくれた、そんな一日の物語です。

今、同じように子育てと仕事の両立に奮闘しているパパやママ、そしてこれから親になる方々にとって、何か少しでも共感し、参考にしていただける部分があれば幸いです。

静かな朝と、父だけが知る小さな幸せ

その日の朝は、いつもと変わらない、静かで穏やかな朝でした。

午前5時頃。

窓の外はまだ薄暗く、街が本格的に目覚める前の静寂に包まれています。隣で眠る妻と娘の穏やかな寝息だけが、部屋に優しく響いていました。

その静寂を破ったのは、娘の「ふえぇ…」という、か細い泣き声でした。

「お、起きたかな?」

半分眠っていた意識が、一瞬で覚醒します。すぐさま娘の方へ体を向け、様子をうかがうと、小さな眉間にきゅっとシワを寄せ、何かを訴えるように口を動かしています。しかし、その泣き声はすぐに止み、すぅ…すぅ…と再び穏やかな寝息に変わりました。

「…寝言か(笑)」

思わず笑みがこぼれました。どんな夢を見ているのでしょうか。お腹が空いた夢?それとも、何か楽しい夢でも見ているのでしょうか。小さな寝言一つで、こんなにも心が温かくなる。父親になったからこそ味わえる、特別な幸せの瞬間です。

そんな愛おしい光景を胸に刻み、私はベッドで少しゴロゴロと微睡んだ後、午前6時、家族を起こさないようにそっと家を出ました。

今日も一日、頑張ろう。愛する家族のために。

会社に響いたLINE通知音と、胸を締め付ける不安

会社に到着し、自席でPCを立ち上げます。今日の午前中のタスクは、先週から持ち越している計測作業。集中力を要する仕事です。

「さて、やるか」と気持ちを切り替えたその時、ポケットのスマートフォンが「ブブッ」と震えました。妻からのLINEです。

『娘ちゃん、少し熱があるかも』

その一文を目にした瞬間、心臓がドクンと大きく波打ちました。計測器の数字を追っていたはずの思考は、一瞬で娘のことでいっぱいになります。

「熱?何度くらい?」「ミルクは飲めてる?」「機嫌はどう?」

次から次へと疑問と不安が頭を駆け巡ります。しかし、私が返信するよりも早く、妻から追加のメッセージが届きました。

『37.8℃。でも、機嫌は悪くないよ。すぐに小児科予約したから大丈夫!たぶん、昨日打った予防接種の副反応だと思うんだよね』

冷静な状況報告と、原因の分析、そして既に行動を起こしてくれているという事実に、高鳴っていた心臓が少しだけ落ち着きを取り戻しました。

そうだ、昨日は予防接種だった。

妻からの細やかな情報共有に、どれだけ救われたことか。離れた場所にいても、状況が手に取るようにわかる。それだけで、漠然とした不安は「見守る」という具体的なタスクに変わります。

とはいえ、心配が完全に消えるわけではありません。仕事中も、LINEの通知音が鳴るたびに、ビクッと肩が揺れてしまいます。どうか、大したことありませんように。心の中で何度も祈りながら、上の空で仕事を続けるしかありませんでした。

【育児の豆知識①】赤ちゃんの「発熱」の基礎知識

ここで少し、赤ちゃんの**「発熱」**について触れておきたいと思います。大人と赤ちゃんでは、平熱も発熱の考え方も少し異なります。

  • 赤ちゃんの平熱は高め?
    • はい、その通りです。赤ちゃんは新陳代謝が活発で体温調節機能が未熟なため、大人よりも体温が高めです。個人差はありますが、一般的に**36.5℃~37.4℃**くらいが平熱とされています。大人の感覚で「ちょっと熱いかな?」と感じても、平熱の範囲内であることは珍しくありません。
  • 「発熱」と判断する目安は?
    • 一般的に、37.5℃以上を発熱と考えます。ただし、これはあくまで目安。食後や運動後、たくさん泣いた後などにも体温は一時的に上がります。熱を測る際は、少し時間を置いて、赤ちゃんが落ち着いている時に測るのが基本です。
    • 特に生後3ヶ月未満の赤ちゃんが38.0℃以上の熱を出した場合は、重篤な感染症の可能性も否定できないため、夜間や休日であってもすぐに医療機関を受診することが推奨されています。今回の娘は生後97日。まさに注意が必要な月齢でした。
  • 正しい体温の測り方
    • 赤ちゃん用の体温計を使い、脇の下で測るのが一般的です。汗をかいていると正確に測れないことがあるので、乾いたタオルなどで優しく拭いてから測りましょう。衣類も影響するので、厚着させすぎていないかも確認が必要です。

今回の妻の「37.8℃」という具体的な数字と、「機嫌は悪くない」という観察情報があったからこそ、私も少し冷静になれたのだと、後から振り返って思います。

妻のファインプレーと、予防接種の副反応という「試練」

小児科へ向かうまでの間も、妻はこまめに娘の様子をLINEで送ってくれました。幸いなことに、病院に着く頃には熱は下がり始めていたとのこと。そして、診察と血液検査の結果…

「特に異常なし。やはり予防接種の副反応でしょう」

医師からのその言葉に、心から安堵のため息が漏れました。よかった…。本当に、よかった。

血液検査までしたと聞いた時は、一瞬「何か悪い病気だったらどうしよう」という最悪のシナリオが頭をよぎりましたが、それも杞憂に終わりました。

午後の娘は、熱があったのが嘘のように普段通りに過ごし、お風呂にも問題なく入れたとのこと。妻の的確な初期分析と迅速な対応に、ただただ感謝しかありません。

【育児の豆知識②】知っておきたい「予防接種の副反応」

今回の発熱の原因となった**「予防接種の副反応」**。これは、赤ちゃんが成長していく上で避けては通れない道の一つです。不安に思う方も多いかもしれませんが、正しい知識を持つことで、冷静に対処できます。

  • なぜ副反応は起こるの?
    • 予防接種は、病原性をなくしたり弱めたりしたウイルスや細菌(ワクチン)を体に接種することで、その病気に対する**「免疫」**をあらかじめ作っておくためのものです。
    • ワクチンが体内に入ると、私たちの体は「異物が入ってきた!」と認識し、免疫システムが働き始めます。この免疫システムが活発に働く過程で、発熱や接種部位の腫れ、赤み、痛み、機嫌が悪くなるなどの症状が出ることがあります。これが「副反応」の正体です。つまり、副反応は免疫がきちんと作られている証拠でもあるのです。
  • 副反応が出やすい時期と期間
    • ワクチンを接種してから数時間後~翌日にかけて症状が出ることが多く、ほとんどは2~3日以内に自然に治まります。
  • 副反応が出た時のホームケア
    • 発熱:水分補給をこまめに行い、脱水症状に注意しましょう。衣服を一枚減らしたり、室温を調整したりして、赤ちゃんが快適に過ごせるようにします。高熱でつらそうにしている場合は、医師に処方された解熱剤を使用することもありますが、自己判断での使用は禁物です。
    • 接種部位の腫れ・赤み:冷たいタオルなどで優しく冷やすと、痛みが和らぐことがあります。ただし、赤ちゃんが嫌がる場合は無理にしなくても大丈夫です。
    • 機嫌が悪い:抱っこしたり、優しく声をかけたりして、安心させてあげましょう。
  • こんな時は病院へ!受診の目安
    • 38.5℃以上の高熱が続く
    • ぐったりしていて元気がない、顔色が悪い
    • 水分やミルクを全く受け付けない
    • 嘔吐や下痢を繰り返す
    • けいれんを起こした
    • 接種部位がひどく腫れあがっている

副反応は多くの赤ちゃんが経験するものですが、親としてはやはり心配なものです。事前に「こういうことが起こりうる」と知っておくだけで、心の準備ができますよね。

物理的な距離と、父親としての無力感

娘の無事が確認され、心から安堵した一方で、私の心には別の種類の不安が重くのしかかっていました。

「こういう時、職場が遠いと本当に何もできないな…」

私の職場は、自宅からドアツードアで1時間以上かかります。もし今回、妻一人では対応しきれないような緊急事態だったら?高熱でぐったりしている娘を目の前に、妻がパニックになってしまったら?

そう考えた時、すぐに駆けつけられない自分に無力感を覚えました。「すぐに帰らなければならない」という状況になっても、会社を出てから家にたどり着くまで1時間以上。その初動の遅れが、命取りになる可能性だってゼロではないのです。

これは、多くの通勤パパ・ママが抱える共通の悩みかもしれません。

  • 緊急時のシミュレーションはできていますか?
    • 夫婦間で、子どもの急な体調不良時の役割分担を話し合っておくことは非常に重要です。どちらが仕事を休むか、かかりつけの小児科の連絡先、夜間・休日診療の場所、タクシー会社の電話番号などを共有しておくだけでも、いざという時の動きが全く違ってきます。
  • 職場の理解と制度の活用
    • 「子の看護休暇」など、法律で定められた制度があります。また、会社独自の福利厚生がある場合も。普段から上司や同僚とコミュニケーションを取り、いざという時に休みやすい環境を築いておくことも、立派なリスクマネジメントです。
  • 地域のサポートを調べる
    • 病児保育やファミリー・サポート・センターなど、自治体や民間のサポートサービスを事前に調べて登録しておくと、いざという時の選択肢が増えます。

今回の出来事を通じて、私は「もしも」の時に備えて、妻ともう一度しっかりと話し合い、利用できる制度やサービスをリストアップしておく必要性を痛感しました。ただ不安に思うだけでなく、具体的な行動を起こすことが、家族を守ることに繋がるのです。

仕事の壁と「何が分からないか分からない」という迷宮

さて、話は少し変わり、仕事のことです。

娘の一件が落ち着いた午後。私は、また別の壁にぶつかっていました。現在、私は初めて担当する業務に取り組んでいるのですが、これがなかなか一筋縄ではいかないのです。

マニュアルを読んでも、過去の資料を見ても、断片的な情報は入ってくるものの、それらがどう繋がり、全体として何を意味するのかが、さっぱり理解できない。

先輩に質問しようにも、「何が分からないのか」を自分自身が理解できていないため、質問のしようがないのです。

「えーっと、これは…どういうことなんでしょうか…?」

そんな、あまりにも漠然とした質問をすれば、相手の時間も思考も根こそぎ奪ってしまうことになります。それは避けたい。

「この業務の目的は何なのか?」 「達成すべき具体的な項目は何と何なのか?」 「そのために必要な情報はどこにあるのか?」 「誰がその情報を一番よく知っているのか?」

まずは自分の中でこれらの点を整理し、仮説を立て、ピンポイントで質問しなければ、相手に失礼だ。そう頭では分かっているのに、思考が堂々巡りしてしまう…。そんな自己嫌悪と反省の念に駆られていました。

【仕事の豆知識】「質問力」を鍛える3つのステップ

この「何が分からないか分からない」という状態は、新しいスキルを習得する過程で誰もが経験する道です。この壁を乗り越えるために、効果的な「質問力」は不可欠なスキルと言えます。

  1. STEP1:現状把握と仮説構築
    • まずは、自分が今持っている情報と、理解できている範囲を書き出してみましょう。「〇〇については理解したが、△△との関連性が分からない」というように、分かっていることと分からないことの境界線を明確にします。
    • その上で、「おそらく、これは□□ということではないか?」という仮説を立ててみます。この仮説を立てるプロセスが、思考を整理し、質問の的を絞る上で非常に重要です。
  2. STEP2:質問の具体化(5W1Hの活用)
    • 漠然とした質問ではなく、5W1H(When, Where, Who, What, Why, How)を使って質問を具体化します。
      • (悪い例)「このデータ、どうすればいいですか?」
      • (良い例)「(What)このデータの(Why)〇〇という目的のために、(How)△△という形式で加工したいのですが、**(Where)**参照すべきマニュアルの箇所はどこでしょうか?」
    • このように、質問に背景や目的を加えるだけで、相手は答えやすくなり、より的確なアドバイスをくれる可能性が高まります。
  3. STEP3:クローズド・クエスチョンで確認
    • 自分の仮説が合っているかを確認するためには、「はい/いいえ」で答えられるクローズド・クエスチョンが有効です。
    • 「〇〇という手順で進めようと思いますが、この認識で合っていますでしょうか?」
    • このように聞くことで、相手はあなたの理解度を測ることができ、もし間違っていれば、どこが違うのかを具体的に指摘してくれます。これは、相手の時間を奪わないための配慮でもあります。

この「質問力」、実は初めての育児にも全く同じことが言えるのではないか、とふと気づきました。

「赤ちゃんが泣き止まない、どうしよう!」とパニックになるのではなく、「おむつは濡れていない、ミルクもさっきあげた。もしかしたら暑いのかな?室温を下げてみようか?」と仮説を立てて一つずつ試していく。

仕事も育児も、「分からない」と向き合い、それを解決するための仮説と検証を繰り返すという点では、本質的に同じなのかもしれません。

結びに:父として、社会人として、成長を誓った一日

朝の穏やかな寝言に始まり、娘の突然の発熱、妻の冷静な対応、そして仕事での新たな壁…。

たった一日でしたが、私にとっては非常に濃密で、多くの学びと気づきを与えてくれた一日となりました。

娘の健康が、当たり前ではない奇跡の連続の上にあることを、改めて実感しました。そして、それを守るために常に冷静かつ迅速に行動してくれた妻には、感謝してもしきれません。いつも本当にありがとう。

職場が遠いことへの不安は、すぐには解消できません。しかし、今回の経験を機に、万が一の事態に備えて家族で話し合い、準備を進めていこうと決意しました。

そして、仕事で感じた「質問する難しさ」。これは、相手への配慮と、自分自身の思考の整理が不可欠であるという、コミュニケーションの基本を改めて教えてくれました。この学びは、きっと今後の仕事、そして初めての育児という未知のプロジェクトを進めていく上でも、必ず役に立つはずです。

娘は、すやすやと眠っています。

その寝顔を見ていると、今日一日の不安や疲れが、じんわりと溶けていくのを感じます。

父として、社会人として、まだまだ未熟な私ですが、この小さな命と共に、一歩一歩、でも着実に成長していきたい。

そんな思いを新たにした、生後97日目の夜でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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