【育児と仕事の両立】生後112日の娘と祝日出勤のパパが考える「目的意識」と「業務改善」

シードのホームワーク

はじめまして!シードと申します。愛する妻と、この世に生を受けて112日が経ったばかりの娘との3人暮らし。平日は会社員として働き、休日は新米パパとして育児に奮闘する毎日を送っています。

さて、今日は祝日。世間では連休を楽しむ声が聞こえてきそうですが、私はカレンダーの色に関係なく仕事でした。私服で出勤する私を見送る妻と、すやすやと眠る娘。その光景に「今日も一日頑張ろう」と静かに気合を入れ、家を出ました。

そんな我が家で、ちょっとした面白い出来事がありました。私が仕事に行ったものだから、妻はてっきり平日だと勘違いしてしまったようなのです。娘のことで相談したいことがあったのか、かかりつけの小児科に電話をかけたところ、「本日は祝日のため休診です」という自動音声が…。

「あ、そっか…今日祝日だったんだ…。」

電話を切った後の妻の、少し間の抜けたひとり言が聞こえてくるようです。毎日赤ちゃんと向き合っていると、曜日や祝日の感覚がだんだん薄れていくんですよね。これは「育児あるある」ではないでしょうか?一日が、授乳、おむつ替え、寝かしつけ、沐浴…といったタスクの連続で構成され、社会のカレンダーとは別の「育児時間」が流れているような感覚。この記事を読んでくださっているパパさん、ママさんの中にも、きっと頷いてくださる方がいるはずです。

今日の記事では、そんな祝日出勤の日に感じた仕事での成長と、これから挑戦しようとしている業務改善について、そしてそれらの根底にある**「目的意識」の大切さ**について、少し掘り下げてお話ししてみたいと思います。育児と仕事、一見まったく違う世界のようですが、実は共通する部分も多いのかもしれません。

生後112日の娘と、パパの「育児時間」

本題に入る前に、少しだけ娘の話を。生後112日というと、だいたい3ヶ月半くらい。この時期の赤ちゃんの成長は本当に目覚ましいものがあります。

ついこの間までふにゃふにゃだった首が、少しずつしっかりしてきて、縦抱きにするとキョロキョロと周りを見渡すようになりました。これは「首がすわる」という、赤ちゃんにとって大きな成長のマイルストーンの一つです。個人差はありますが、生後3〜4ヶ月頃に完成することが多いと言われています。首がすわると、おんぶができるようになったり、座れる椅子(バンボなど)を使えるようになったりと、育児の幅がぐっと広がります。

また、「あー」「うー」といった母音だけの声(クーイング)から、少しずつ子音の混じった「だー」「ばー」といった喃語(なんご)が出始めるのもこの頃。まだ意味のある言葉ではありませんが、一生懸命何かを伝えようとしてくれるその声を聞くだけで、仕事の疲れも吹き飛んでしまいます。

睡眠のリズムも少しずつ整ってきて、夜にまとまって寝てくれる時間が増えてきました。もちろん、まだまだ夜中の授乳はありますが、それでも2ヶ月前と比べると、妻も私も少しだけ睡眠時間を確保できるようになり、心身の負担が軽くなってきたように感じます。

このように、一日一日、昨日できなかったことができるようになっていく娘の姿を見ていると、親として、そして一人の人間として、自分も成長していかなければならないな、と強く感じさせられます。


祝日出勤で見えた「自己学習」の価値と「目的意識」の芽生え

さて、話を仕事に戻しましょう。

今日の祝日出勤での私のミッションは、昨日計測し損ねてしまったデータの追加計測でした。無事に計測を終え、その結果を先輩と上司にすぐに共有。データを見た顧客への報告も電話でスムーズに済ませることができました。一連の流れが滞りなく進んだことに、自分でも少し驚くほどの達成感がありました。

なぜ、こんなにもスムーズに進んだのか。振り返ってみると、一つの要因が思い当たります。それは、空き時間を活用した自己学習です。

私の担当業務には、電子回路に関する知識が不可欠です。正直に言うと、これまでは目の前の業務をこなすのに精一杯で、体系的な知識のインプットが追いついていない部分がありました。しかし、最近になって「これではいけない」と一念発起。通勤中の電車や、先輩や顧客からの電話を待っているちょっとした時間に、専門書を読んだり、関連する技術解説の動画を見たりして、電子回路の基本的な仕組みから学び直すようにしたのです。

この地道なインプットが、今日の業務で面白いように効果を発揮しました。先輩からの指示や、顧客との電話での専門的な会話。以前なら一度頭の中で「えーっと、それはどういう意味だっけ…?」と咀嚼する時間が必要だった場面でも、スッと内容を理解し、的確な受け答えができたのです。

知識があるから、会話がスムーズに進む。会話がスムーズに進むから、相手の意図を正確に汲み取れる。そして、相手の意図がわかるから、「この仕事の目的は何か」「その目的を達成するために、今自分は何をすべきか」 という思考が自然と働くようになる。

まさに、点と点だった知識が線で繋がり、思考がクリアになっていくような感覚でした。これまで「作業」として捉えていた一つ一つの業務が、「目的達成のためのプロセス」として立体的に見えてきたのです。この**「目的を果たすためにはどうしたらいいのか」という意識付け**こそ、今日の最大の収穫だったかもしれません。

【雑学コラム①】社会人の学び「リスキリング」とスキマ時間活用術

私が無意識に行っていた「学び直し」は、近年「リスキリング(Reskilling)」という言葉で注目されています。これは、技術革新やビジネスモデルの変化に対応するために、新しい知識やスキルを習得することを指します。変化の激しい現代において、企業が持続的に成長するためにも、個人が市場価値を高めるためにも、不可欠な取り組みと言えるでしょう。

とはいえ、育児と仕事に追われる中で、まとまった学習時間を確保するのは至難の業です。そこで重要になるのが「スキマ時間」の活用です。

  • 通勤時間: 電車やバスの中は、読書や音声学習(オーディオブック、ポッドキャストなど)に最適な空間です。
  • 昼休み: 食後の15分だけでも、技術系のニュースサイトをチェックしたり、オンラインのショートコースを受講したりできます。
  • 待ち時間: 会議が始まる前の5分、電話の折り返しを待つ10分。こうした細切れの時間も、積み重ねれば大きな学習時間になります。

私の場合、電子回路の学習にはスマートフォンのアプリやYouTubeの解説動画が非常に役立ちました。図やアニメーションで視覚的に解説してくれるので、活字だけの専門書よりも直感的に理解しやすいのが利点です。

大切なのは、「学習するぞ!」と気負いすぎず、歯磨きをするように、学びを日常の習慣に組み込んでしまうことなのかもしれません。


「出図工数半減」へ!業務改善への挑戦状

今日の仕事では、もう一つ大きな進展がありました。それは、業務改善に関する話し合いです。

日々の業務の中で感じていた課題について上司に話をしたところ、「いいね、やってみよう!何を目的にして、目標数値をいくつにするか、しっかり設定して進めていこう」と、前向きな返事をもらうことができたのです。

私が問題意識を持っているのは、「出図(しゅつず)」にかかる工数です。

「出図」とは、設計者が作成した図面を、製造部門や協力会社など、後工程の関係者に正式に発行するプロセスを指します。この出図に至るまでには、設計者自身によるセルフチェックはもちろん、複数の上長によるレビューと承認が不可欠です。製品の品質を担保するための、非常に重要な工程と言えます。

しかし、私たちの部署では、この図面のチェックに膨大な時間がかかっているという課題がありました。具体的には、

  • 実務担当者クラスのチェック:2時間
  • 係長クラスのチェック:1時間

1枚の図面を正式に発行するために、合計で3時間ものチェック工数がかかっているのです。私が以前、実務担当者としてこの業務を行っていた頃は、その半分程度の時間で済んでいました。つまり、工数が倍増してしまっているのです。

これでは、設計者本来の業務である「創造的な設計」に充てる時間が圧迫されてしまいますし、組織全体のスループットも低下してしまいます。そこで、私は大胆な目標を掲げることにしました。

「出図のための工数を、現状の半分に低減する」

この目標達成のために、まずは何から手をつけるべきか。私は、プロセスのボトルネックとなっている「チェック時間の短縮」から始めることにしました。そして将来的には、チェックの前段階である、修正指示を書き込む「赤ペン図」の作成そのものも短時間化していきたいと考えています。

なぜチェック時間は倍増したのか?「なぜなぜ分析」で深掘りする

業務改善に取り組む上で、いきなり解決策に飛びつくのは得策ではありません。まずは「なぜ問題が起きているのか?」という原因を深く掘り下げることが重要です。ここで役立つのが、トヨタ生産方式で有名な「なぜなぜ分析」です。

【課題】図面のチェック時間が倍になっている。

  • なぜ①? → レビューでの差し戻し(修正指示)が増えているから。
  • なぜ②? → 設計の初期段階での考慮漏れや、過去の類似図面での不具合対策の反映漏れが多いから。
  • なぜ③? → 設計者が参照すべき過去のトラブル事例や設計標準が、整理されておらず探しにくいから。
  • なぜ④? → 情報が属人化しており、ベテランの頭の中にしかノウハウが存在しないから。
  • なぜ⑤? → 設計ノウハウを形式知化し、共有する仕組みと文化が定着していないから。

このように「なぜ?」を繰り返していくと、表面的な現象の奥にある、根本的な原因が見えてきます。私の場合、単にチェックする人のスキルだけの問題ではなく、「ナレッジマネジメント(知識経営)」の仕組みに課題があるのではないか、という仮説にたどり着きました。

【雑学コラム②】日本のものづくりを支える「カイゼン」と「見える化」

「なぜなぜ分析」もそうですが、日本の製造業が世界に誇る考え方に「カイゼン(Kaizen)」があります。これは、現場の従業員が主体となって、日々の業務の中で小さな改善を継続的に積み重ねていく活動のことです。

今回の私の挑戦も、まさにこの「カイゼン」活動の一環と言えるでしょう。カイゼンを成功させるための重要な要素の一つに「見える化」があります。問題点や業務の進捗状況、成果などを、誰の目にも明らかな形で示すことです。

例えば、今回のケースであれば、

  • チェックリストの標準化: 誰がやっても同じ観点でチェックできるよう、確認項目をリスト化し、壁に貼り出す。
  • 差し戻し件数のグラフ化: 図面の種類ごとや設計者ごとに、差し戻しの件数と内容をグラフにして、傾向を分析する。
  • 改善サイクルの掲示: PDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクルを回す計画と進捗をホワイトボードで共有する。

といった取り組みが考えられます。問題を「見える化」することで、関係者全員が同じ課題意識を持つことができ、改善活動が加速していくのです。

チェック時間短縮のための具体的なアクションプラン

根本原因へのアプローチと並行して、すぐにでも着手できる具体的なアクションも考えています。

  1. チェックリストの精査・標準化: 現在もチェックリストは存在しますが、形骸化している部分があります。過去の差し戻し事例を分析し、「特に見落としやすい重要項目」を明確にした、より実用的なチェックリストにアップデートします。
  2. レビュー観点の事前共有: レビューを依頼する際に、「今回は特にこの部分を重点的に見てほしい」という観点を事前に伝えるようにします。レビュアーは漠然と図面全体を見るのではなく、メリハリをつけてチェックできるため、時間短縮と精度向上に繋がります。
  3. セルフチェックの徹底と仕組み化: 設計者自身が、上司の視点でセルフチェックを行うための仕組みを作ります。「もし自分が係長だったら、どこを指摘するか?」という観点で図面を見直す時間を設けるだけでも、差し戻しは大幅に減らせるはずです。
  4. ナレッジ共有ツールの活用検討: 将来的には、過去の図面やトラブル事例、設計ノウハウなどを簡単に検索・参照できるような社内Wikiやデータベースの導入も視野に入れたいと考えています。

いきなり全てをやろうとすると挫折してしまいます。まずは最も効果が高そうな「チェックリストの標準化」から着手し、小さな成功体験を積み重ねながら、少しずつ改善の輪を広げていきたいです。


まとめ:育児も仕事も「目的意識」が成長のエンジンになる

祝日の今日、仕事を通して得られたのは、**「目的意識を持って主体的に学ぶこと」「課題意識を持って改善に取り組むこと」**の重要性でした。

娘の成長を日々目の当たりにしていると、「父親として、この子に何を残せるだろうか」と考えることがあります。お金や物も大切ですが、それ以上に、困難な状況でも自分の頭で考え、道を切り拓いていく姿勢を見せていきたい。そのためには、まず自分自身が仕事や学びに対して、常により良い方法を模索し、挑戦し続ける存在でなければならない、と強く感じています。

業務改善は、決して楽な道のりではありません。しかし、「出図工数を半減させて、設計者がもっと創造的な仕事に時間を使えるようにする」という明確な目的があるからこそ、モチベーションを維持し、前に進むことができるのだと思います。

それは、育児も同じなのかもしれません。

「なぜ、この子は泣いているのだろう?」「どうすれば、もっと気持ちよく眠れるだろう?」と、子どもの視点に立って目的を考え、試行錯誤を繰り返す。その一つ一つが、親としての成長に繋がっていく。

育児と仕事。場所も内容も全く違いますが、目の前の事象に対して「なぜ?」と問い、より良くするための「目的」を定め、行動するという本質は、きっと同じなのでしょう。

明日からまた、新しい一日が始まります。 新米パパとして、一人の会社員として、日々の小さな「なぜ?」を大切にしながら、少しでも前に進んでいきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。もし、皆さんの育児や仕事における「カイゼン」の体験談などがあれば、ぜひコメントで教えていただけると嬉しいです

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