みなさん、こんにちは!シードです。
ただいま、生後71日目を迎えた愛娘と、愛する妻との3人暮らしを満喫している、絶賛育児休業中の新米パパです。
育児って、本当に毎日が発見と感動の連続ですね。 初めての寝返り、初めての笑顔、初めての声…。どれもこれも、かけがえのない宝物です。
今日は、私たち家族にとって、そして我が家にとって、とても特別な一日でした。
お盆の初日。
私は妻と娘を連れて、実家へと帰省してきました。
夏らしい強い日差しが降り注ぐ中、私たちはたくさんの思い出を胸に、故郷の家へと向かったのです。
このブログでは、そんなお盆の一日を振り返りながら、新米パパとしてのリアルな奮闘ぶり、そして生後71日目の我が子の可愛らしい姿、そして日本の伝統文化であるお盆について、皆さんと分かち合っていきたいと思います。
育休パパの一日:お盆の準備と小さな冒険
朝、娘の可愛らしい寝顔を見て、今日も一日頑張ろうと心に誓います。
午前中は、帰省前に済ませておきたい用事がいくつかありました。
まず向かったのは、近所のスーパー。お盆で実家に集まる家族のために、たくさんの食材を調達しに行きました。
冷蔵庫の中身がすっからかんになっていたので、さすがに買い物をしておかないと、お腹が空いたときに買い物からしなければいけないのは大変です。
買い物を終えた後は、メルカリで売れた商品を発送するために、郵便局へ向かいました。
育休中、家で過ごす時間が増えたこともあり、不要になったものをメルカリに出品するようになりました。 これが、意外と家計の助けになっています。
これもまた、育児休業という特別な時間を、より豊かに過ごすための工夫の一つかもしれません。
家族の小さな試練:アパートの段差と我が子の不機嫌顔
スーパーから帰宅し、昼食を済ませ、娘の授乳タイムを終え、いよいよ実家へ出発です。
車に乗り込み、いざ出発!…と思いきや、ここで家族の小さな試練が待ち構えていました。
私たちのアパートの駐車場の出入口には、少しだけ段差があります。 車でそこを通るたびに、車体が「ガタン、ガタン」と上下に揺れるのですが、どうやら我が子はこの段差が苦手なようです。
車体が揺れるたびに、眉間にしわを寄せ、少し不機嫌そうな顔になるのです。
「ああ、まただ…」
私も妻も、娘の不機嫌な顔を見て、思わず苦笑い。 そんな姿も、また愛おしいのですが、できれば快適に過ごしてほしい、というのが親心ですよね。
いつかこの段差にも慣れてくれる日が来るのかな、と少し心配になりましたが、すぐに機嫌を直してくれたので一安心でした。
実家での再会と、お盆の始まり
アパートの段差を乗り越え、実家に到着すると、待ちわびていた私の両親が、笑顔で出迎えてくれました。
「おかえり!よく来たね!」
両親は、車から降りてきた娘を見るなり、大興奮。
「あらまぁ、大きくなったねぇ!」 「クーイングしてる!可愛いねぇ!」
娘も、じいじとばあばの優しい声に反応して、たくさんのクーイングをしてくれました。
クーイングとは、赤ちゃんがご機嫌なときに発する「あー」「うー」といった声のこと。 生後2ヶ月頃から始まり、次第に単語のような喃語へと変化していく、赤ちゃんの成長にとってとても大切なプロセスです。
娘のクーイングを聞いて、両親はさらに大喜び。 ずっと娘を抱っこしたり、顔をのぞき込んだりして、その愛らしい姿を眺めていました。
そんな両親の姿を見て、私も妻も、とても幸せな気持ちになりました。 離れて暮らしていても、家族の絆はしっかりと繋がっているんだな、と改めて感じた瞬間でした。
ご先祖様をお迎えする、お盆の伝統
お盆初日。
実家での再会を楽しんだ後、私と父は、日本の伝統文化である「おしょろいさま」をお迎えするために、お墓へと向かいました。
「おしょろいさま」とは、私たちの地域で使われる、ご先祖様のことを指す言葉です。
お墓に着くと、まずはお墓の掃除をします。 そして、昔ながらの提灯を、お墓の前に設置します。
この提灯は、「迎え火」と呼ばれる、ご先祖様が迷わないように、お墓から家まで導くための灯りです。
お墓の前で、ご先祖様へのお参りを済ませ、お線香に火をつけました。
「おしょろいさま、今年も無事に迎えにきましたよ。どうぞ、一緒に家へ帰りましょう。」
心の中でそう語りかけながら、私と父は、お線香の煙と共に、ゆっくりとお墓を後にしました。
豆知識:お盆の迎え火と送り火
お盆の期間は、ご先祖様が一年ぶりにあの世から私たちの元へ帰ってこられる期間だと考えられています。 その際、ご先祖様が迷わないように、そして安心してこの世とあの世を行き来できるようにと、いくつかの儀式が行われます。
迎え火は、ご先祖様を家に迎えるための火です。 お盆の初日、夕方頃に家の門前や庭で、麻の茎(おがら)や麦わらを焚いて火を灯します。 これが、ご先祖様を招く目印となるのです。(私の家ではお線香でご先祖様を家に迎え入れるのですが、映画「天気の子」では藁を焚いているシーンがありましたね)
送り火は、お盆の最終日に、ご先祖様をあの世へと送り返すための火です。 迎え火と同じように、家の門前や庭で火を焚いたり、地域によっては「精霊流し」という儀式を行ったりします。私の家では精霊流しを行っており、近くの川(用水)でろうそくとお線香をあげてお参りしてお花を流していましたが、環境問題の観点からお花は流さないことになりました。
このように、お盆はただご先祖様を供養するだけでなく、家族が集まり、大切な人を想い、そして故郷の文化や歴史を再認識する、とても大切な機会なのです。
平和な時間と、我が子の意外な才能
お墓から実家に戻ると、妻が赤ちゃんに母乳を与えていました。
私が家を空けている間に、娘がお腹をすかせて泣いてしまったようです。 妻は「大変だったかな?」と心配しましたが、「大丈夫だよ」と笑顔で答えてくれました。
授乳が終わり、娘も落ち着いたところで、いよいよ皆でお仏壇にお参りです。
お経を唱え、ご先祖様にご挨拶をします。
私は、小さい頃からお経を聞いて育ったので、ある程度は唱えることができます。 しかし、私が大学生になり一人暮らしを始めてから、加わったお経については、まだ知らない部分が多いです。
「これを機に、しっかり勉強しなければなぁ」
そう心の中で思いながら、皆でお経を唱え始めました。
お経をあげている間、私は少し心配していました。
木魚や鈴の音に、娘がびっくりして泣き出してしまうのではないか、と。
しかし、私の心配は杞憂に終わりました。
娘は、全く泣くことなく、むしろ大人しく、静かにしています。
それどころか…!
お経の抑揚や、木魚の音に合わせて、「あーうー」と可愛らしいクーイングを始めたのです。
その姿は、まるでご先祖様と一緒に、お経を唱えているかのようでした。
「お利口さんだね〜!」
お経が終わった後、皆で娘を褒めました。
「ご先祖様も、きっと喜んでくれているね。」
父がそう言って、娘の頭を優しく撫でました。
豆知識:赤ちゃんのクーイングとお経
クーイングは、赤ちゃんの感情表現や、発声練習の一種だと考えられています。 興味のある音や声に反応してクーイングをすることが、言語の発達につながると言われています。
娘が、お経や木魚の音に反応してクーイングをしたのは、きっとその音に心地よさや興味を感じたからでしょう。 もしかしたら、ご先祖様が娘に語りかけていたのかもしれません。
これは、科学では証明できないことですが、そう考えると、なんだかとてもロマンチックな気持ちになりますね。
育児を通して知る、家族の温かさと伝統の大切さ
今回の帰省を通して、私は改めて、家族の温かさと、伝統文化の大切さを実感しました。
特に、娘という新しい家族が増えたことで、ご先祖様への感謝の気持ちが、より一層深まったように思います。
娘の無邪気な笑顔、そしてお経に合わせてクーイングをする姿を見て、ご先祖様も、きっと我が子を可愛がってくれているだろう、と感じました。
そして、娘の幸運な人生を願ってくれていると信じています。
私も、娘がこの先、どんな人生を歩んでいくのか、今からとても楽しみです。
育児は、大変なこともたくさんありますが、それ以上にたくさんの喜びと感動を与えてくれます。 育児休業というこの貴重な時間を、妻と娘と、そして家族みんなで大切に過ごしていきたいと思います。
このブログを読んでくださった皆さんにも、どうかたくさんの幸運が訪れますように。
次回も、シード家の育児奮闘記をお届けしますので、どうぞお楽しみに!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
#19日後に育休から職場復帰する夫
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