家族3人の日常と、育休中の気づき|あるパパの休日奮闘記

シードのホームワーク

はじめに:育休中のシードと申します。

こんにちは、はじめまして。シードと申します。

僕は今、生後74日の娘と、愛する妻との3人暮らしを満喫しています。そして、絶賛育休中です。育児休暇と聞くと、なんだかとても特別な響きに聞こえるかもしれませんが、僕にとっては、日々が発見と驚き、そしてちょっとした感動の連続です。

育休を取得して、僕は初めて知ることがたくさんありました。例えば、赤ちゃんがどんな風に1日を過ごしているのか。もちろん、生まれてからずっとそばにいたけれど、妻が主に見てくれていた日中、僕が仕事に出かけている間に何をしているのかは想像の世界でした。

でも、育休を取ってからは、朝起きてから夜寝るまで、娘の些細な変化を間近で見守れるようになりました。その日その日で表情が違ったり、新しい仕草を見せてくれたり。そうした瞬間を妻と共有できるのが、本当にかけがえのない時間だと感じています。

今回のブログでは、そんな育休中の僕のある1日を、みなさんにご紹介したいと思います。特に大きなイベントがあったわけではない、ごく普通の、でも僕にとってはとても大切な1日です。


ある日の朝:穏やかな目覚めと、小さな成長

その日の朝は、いつもより少しゆっくりと始まりました。

早朝の授乳はだいたい午前4時頃。ミルクを飲ませて、おむつを替えて、再び寝かしつける。この一連の作業を終えると、僕も妻もまたベッドに戻って、しばしの休息です。この日は、そこから娘はぐっすりと眠ってくれて、次に起きたのは午前8時半でした。

いつもなら、朝起きた時に「ふぎゃー!」と元気いっぱいの泣き声で僕たちを起こしてくれることが多いのですが、この日は違いました。

物音で目を覚ますと、娘は一人で静かに起きていて、頭上にあるメリーをじーっと見つめていました。その姿は、まるで小さな哲学者です。メリーの音も鳴らさず、ただ目で追っているだけ。

「あれ?今日は泣かないの?」

僕が声をかけると、にっこりと微笑んでくれました。この瞬間、「あぁ、また一つ成長したんだな」と胸が熱くなりました。

生まれて間もない頃は、眠るか、泣くか、授乳するか、のどれかでした。でも、日に日に泣く以外の「起きていられる時間」が増えてきました。メリーを眺めたり、手を動かしたり、喃語を話したり。

【育児豆知識:メリーが赤ちゃんにもたらす効果】

赤ちゃんがメリーをじっと見つめている姿は微笑ましいですよね。実は、メリーには単に赤ちゃんを楽しませるだけでなく、いくつかの発達を促す効果があると言われています。

  • 視覚の発達:動くものを目で追うことで、追視(ついし)能力が養われます。追視は、将来の読み書きや運動能力にもつながる大切なスキルです。メリーのカラフルな色やデザインは、赤ちゃんの視覚を刺激し、脳の発達にも良い影響を与えます。
  • 聴覚の発達:メリーから流れる優しい音楽やオルゴールの音は、赤ちゃんの聴覚を刺激し、音に対する感受性を高めます。また、音楽のリズムは心を落ち着かせる効果もあります。
  • 集中力と注意力の向上:一つのものに興味を持ち、集中して見つめることで、集中力や注意力を育むことができます。

メリーは、ただの「おもちゃ」ではなく、赤ちゃんの成長を促す大切な「教材」なんですね。娘がメリーを眺める姿を見て、改めてそう感じました。

午前のミッション:メルカリ発送と、一人の時間

朝食をゆっくり済ませた後、妻から「メルカリの発送、切手代が足りなかったみたいで…」と緊急ミッションが発令されました。

普段なら近所の郵便局に行くのですが、土曜日でお休み中ということで、土曜日でも営業している少し遠くの郵便局まで一人でドライブすることに。

育休中といえど、なかなか一人で出かける時間は貴重です。

車を運転しながら、久しぶりに聞く自分の好きな音楽。いつもは、赤ちゃんの様子が気になっての運転なので、自由奔放になれる時間は新鮮です。

郵便局で追加の切手代を払い、ミッション完了。せっかくなので、近くのスーパーで簡単な買い物を済ませてから帰宅しました。

家に帰ると、娘は再びすやすやと眠りについていました。数日前まで、実家や義実家に行ったり、来てもらったりと、たくさんの人に会う機会が続きました。赤ちゃんにとっては、普段とは違う環境やたくさんの刺激が、想像以上に疲労を蓄積させるようです。

【育児豆知識:新生児の睡眠時間】

「赤ちゃんって、よく寝るんだなぁ」と改めて実感しました。新生児の睡眠時間は個人差がありますが、一般的に1日のうち16~20時間ほど眠ると言われています。眠るのも、赤ちゃんにとっての大切な仕事。成長ホルモンは睡眠中に多く分泌されるので、ぐっすり眠ることは、赤ちゃんの心身の発達に欠かせません。

日中に寝てくれると、僕たち夫婦も自分の時間を確保できるので、ありがたいです。

午後の奮闘:黄昏泣きとの格闘と、抱っこ紐の救世主

午後になって、娘が目を覚ますと、突然「ぐずぐず…」と泣き始めました。

いわゆる「黄昏泣き」です。

黄昏泣きは、夕方になると理由もなく泣き出す現象で、多くの赤ちゃんに見られます。昼間はご機嫌だったのに、夕方になると急にぐずり始めるので、僕も最初は戸惑いました。

「お腹が空いたのかな?」「おむつかな?」と色々と試してみるものの、なかなか泣き止んでくれない。そんな黄昏泣きを止める唯一の方法が、「縦抱き」か「授乳」です。

縦抱きにすると、不思議と落ち着いて泣き止んでくれる。まるで魔法みたいです。でも、生後74日を迎えて、娘の体重も増えてきました。片方の腕で体重を支え続けると、腕がパンパンになってしまいます。

そこで、登場したのが「抱っこ紐」です。

「まだ首も座っていないし、大丈夫かな?」と少し不安に思いながらも、試してみることにしました。

【育児豆知識:抱っこ紐の使用時期】

抱っこ紐は、商品によって対象月齢や体重が異なります。新生児から使用できるタイプもあれば、首が座ってから使用するタイプもあります。事前に商品の説明書をよく読み、正しく使うことが大切です。

  • 新生児向け抱っこ紐:インサートと呼ばれる専用パーツを使用することで、首が座っていない赤ちゃんも安全に抱っこできます。
  • 首が座ってから:一般的に生後3~4ヶ月頃から、多くの抱っこ紐が使用できるようになります。

僕が使った抱っこ紐は、腰ベルトで赤ちゃんの体重を支えるタイプだったので、腕の負担が大幅に軽減されました。残念ながら、娘は慣れない抱っこ紐を少し嫌がっていましたが、それでも泣き止んでくれました。

この経験から、首が座って抱っこ紐に慣れてくれたら、もっともっと積極的に使っていこう!と心に誓いました。抱っこ紐を使いこなせば、両手が空くので、家事やちょっとした外出も楽になるはず。育休生活の強力な相棒になりそうです。

夜の解放:自分だけの時間、バスケでリフレッシュ

娘が寝静まった後、僕だけの時間が訪れました。

近所の中学校で社会人バスケサークルが活動していることをインスタで知り、思い切って参加してみることに。妻も「たまには息抜きしてきていいよ」と言ってくれたので、お言葉に甘えることにしました。

久しぶりのバスケットボール。

体育館に入ると、懐かしいボールの音と、シューズが床を擦る音が響いていました。参加人数は6人と少なめでしたが、シューティングや2メン(2人組でパスをしながらシュートする練習)をみっちりと行いました。

身体を動かして、汗を流すのは本当に気持ちがいいものです。

しかし、そこで一つ大きなショックを受けました。

「もっと高くジャンプできているはずなのに…」

頭の中では、華麗なシュートフォームで高くジャンプしているイメージがあるのですが、実際に鏡に映る自分は、思ったよりも全然飛べていない。

頭の中の理想と、現実の自分の動きのギャップに、少し落ち込みました。これは、僕がバスケから離れていた期間が長かったことも影響しているのでしょう。

それでも、久しぶりに汗を流し、大好きなバスケを思いっきり楽しめたことは、僕にとって大きなリフレッシュになりました。

来週も練習があるとのことなので、また参加させてもらうことにしました。少しずつでも、理想の動きに近づけるように、練習を重ねていきたいと思います。


育休を通して気づいたこと:育児は「チーム戦」

一日を振り返ってみると、僕にとって育児とは「チーム戦」だと改めて感じます。

朝、妻と協力して娘の授乳やおむつ替えをする時間。

お互いが疲れていないか、体調は大丈夫か、声をかけ合う時間。

そして、僕がバスケに行っている間、妻が一人で娘を見てくれていた時間。

どれもこれも、僕たち夫婦が二人で協力し、支え合っているからこそ成り立っているのだと実感します。

一人で頑張る必要はありません。

困ったときは相談し、疲れたときは助けを求める。それが、育児という長いマラソンを走り抜くために最も大切なことなのではないでしょうか。


おわりに:育休は、人生の「充電期間」

育休を取得する前は、正直なところ「仕事から離れること」に少しの不安を感じていました。

でも、実際に育休を過ごしてみて、その考えは大きく変わりました。

育休は、決して「仕事を休む期間」ではありません。

僕にとって育休は、娘の成長を一番近くで見守り、家族の絆を深めるための、かけがえのない「充電期間」です。

この期間を通して、僕は「父親」として、そして「夫」として、これからどう生きていきたいのか、じっくりと考えることができました。

育児は、大変なことばかりではありません。

毎日、たくさんの発見と感動、そして小さな幸せが詰まっています。

これからも、娘と妻と一緒に、このかけがえのない日々を大切に過ごしていきたいと思います。

もし、育休を考えている方がいらっしゃったら、ぜひ一度、家族と話し合ってみることをおすすめします。きっと、人生にとって忘れられない、素晴らしい時間になるはずです。

#16日後に育休から職場復帰する夫

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