猛暑を乗り越え、愛しき我が子と迎えるお宮参り!忘れられない一日が始まった

シード夫のマイホーム

シードと申します。現在、生後33日の愛しい赤ちゃんと妻と3人暮らし。絶賛育児休業中の新米パパです。育休に入ってからというもの、毎日が目まぐるしくも充実した日々を送っています。今日は、私たち家族にとって、そして我が子にとっても大切な一日、お宮参りに行ってきました。

例年にも増して7月に入ると猛烈な暑さが続き、当日の天気予報も猛暑日。デリケートな赤ちゃんを連れての外出は、気温との戦いでもあります。そこで私たちは、少しでも涼しい時間帯にお参りを済ませようと、いつもよりぐっと早い時間に行動を開始することにしました。

育休中の朝とは思えない、戦闘モードの朝6時

普段、育休中の私は、夜間授乳で細切れになった睡眠を補うべく、だいたい9時くらいまで惰眠を貪っています。しかし、この日は違いました。会社員時代、毎朝出社のために起きていたのと同じ朝6時に、目覚ましよりも早く目が覚めました。体が自然とイベントモードに切り替わっていたのかもしれません。

隣で寝ていた妻は、私よりさらに20分早く、5時40分には起きていました。母乳によって胸が張ってしまい、そのままでは寝苦しいほどだったようで、起きてすぐに搾乳を始めていました。彼女もまた、この日のために早くから準備を始めていたのです。

私も6時に起床し、まずは身だしなみを整えるべくスーツに袖を通しました。そして、いよいよ赤ちゃんの荷物準備に取り掛かります。前日には、念には念を入れて持ち物チェックリストを作成していました。実はこのチェックリスト、前日にたまたま耳にした「手術現場でのミスが、チェックリストの導入によって劇的に減少した」という話に感銘を受け、私自身の経験で失敗がないようにと参考に作ってみたものです。おかげで、当日朝のバタバタした時間の中でも、焦ることなくサクサクと荷物を準備することができました。オムツ、ミルク、着替え、おくるみ、おもちゃ、抱っこ紐…リストを一つ一つ確認しながら、完璧に準備を整えました。

いつもと違う朝、赤ちゃんも敏感に察知?

午前6時半頃、まだ夢の中にいる我が子をそっと起こしました。まずは授乳です。その間に、私は家と車の間を往復し、準備した荷物の積み込みを行いました。セレモニードレスや産着、その他たくさんの荷物を効率よく車に運び入れます。

授乳が終わると、妻はメイクと着替えに取り掛かります。その間、私は赤ちゃんをあやしていました。いつもならこの時間は、授乳後に満足してぐっすりと眠りにつくはずです。抱っこして縦に揺らしながら部屋の中を歩き回ってみても、一向に眠る気配はありません。澄んだ瞳はキラキラと輝き、まるで「今日はいつもと違うぞ!」とでも言いたげに、私の顔をじっと見つめてきます。

「あれ?いつもだったら、この時間にはとっくに夢の中なのに…」

「もしかして、このままお宮参り中もずっと起きてて、ぐずったりしないかな…」

不安が頭をよぎります。しかし、考えてみれば、私たちがいつもより早く起き、バタバタと準備を進める様子を、この小さな体で敏感に感じ取っていたのかもしれません。新しい一日が始まる予感に胸を躍らせていたのか、それとも親たちのいつもと違う雰囲気にちょっぴり不安を感じていたのか。どちらにしても、この子の感受性の豊かさに、親として改めて感動を覚える瞬間でした。


家族の温かさに包まれて、いざお宮参りへ!

自宅での準備を終え、私たちは一旦私の実家へと向かいました。私たちが到着してすぐに妻の両親も到着しました、皆で顔を合わせるのは久しぶりです。久々の再会に、部屋は自然と賑やかな笑い声に包まれました。

大切な儀式の準備と、家族の笑顔

実家では、お宮参りの最終的な支度を進めました。ご祈祷の際に納める初穂料の確認、そして我が子のセレモニードレスへの着替えです。セレモニードレスは、先日私の両親が赤ちゃん本舗で買ってくれた、白くて上品なレースが付いた可愛らしいものです。まだぶかぶかのドレスに身を包んだ我が子を見ていると、改めて生命の神秘と成長の尊さを感じます。

そして、産着に付けるお飾りの準備です。扇子、5円玉を繋げたもの、お犬さん、そしてでんでん太鼓。これらは、我が子の健やかな成長と幸福を願う、古くからの習わしに則ったものです。一つ一つのお飾りに込められた意味を説明しながら準備を進める大人たちの表情は、皆が笑顔で満ち溢れていました。

準備が整うと、家族総出で記念撮影タイムです。大人たちは、目の前の可愛らしい姿にすっかり魅了され、我を忘れて「パシャリ、パシャリ📸」とシャッターを切りまくっていました。私も含め、皆がテンション高め。自然と笑顔がこぼれ、その一つ一つの写真に、この日の幸せな記憶が刻み込まれていくようでした。

氏神様へ、感謝と成長の祈り

まずは、我が家代々お参りしている氏神様へご挨拶に向かいました。この神社は、私自身のお宮参りも行われた、私にとっては特別な場所です。

神社の境内は、朝早い時間にもかかわらず、清々しい空気に満ちていました。私と妻、そして両家の両親が見守る中、私の母親が我が子を抱っこし、その上から大切そうに産着を羽織ってお参りしました。その姿を見ていると、ふと自分の記憶にはない、しかし確かに存在したはずの幼い日の光景が、まるで鮮明な色彩を帯びて目の前に広がるようでした。

「ああ、私が赤ちゃんの時も、祖母に抱かれてこうやってお参りしてもらったのかな…」

自分が覚えていない記憶を、目の前の光景が補完してくれるような、不思議な感覚に包まれました。世代から世代へと受け継がれていく命のバトン、そして家族の温かい繋がりを感じ、胸がいっぱいになりました。


予想外の再会と、神様への力強いアピール?!

氏神様へのお参りを終え、次に向かったのは、ご祈祷をお願いしていた地域の大きな神社です。

懐かしき旧友との、まさかの再会!

ご祈祷の受付で、なんと中学時代の友人に会いました。成人式以来の再会です。彼もまた、赤ちゃんを連れてお宮参りに来ていたのです。

「え、お前も赤ちゃん生まれたの!?」「まさかこんなところで会うとはね!」

お互い、赤ちゃんを抱っこしていたのでバタバタしていて、ゆっくり近況を語り合う時間は残念ながらありませんでした。しかし、この偶然の再会に、思わず笑みがこぼれます。私が我が子の誕生を中学の部活のLINEグループで報告した時、「一緒にすればよかったのに〜」なんて冗談半分に話していたことが、まさか現実になるとは。彼の奥さんとも少しだけ挨拶を交わし、「また今度、子供たち同士も繋がれるといいね」と、再会を誓いました。

そして、ご祈祷会場へ向かうと、今度は高校時代のサッカー部の友人と遭遇しました。彼もまた、今年の高校の同窓会以来の再会です。彼の奥さんは、同じ高校のハンドボール部だった子。高校時代に彼らが付き合っているという話は耳にしましたが、まさかこうしてゴールインして、親になっているとは!予想外の展開に驚きを隠せませんでした。

30分間隔で行われているご祈祷に、まさか友人たちが2人もいるなんて、思いもしませんでした。まるで、この日この場所で会う運命だったかのように。旧友と会うと、なぜこんなにもテンションが上がるのでしょうか。一瞬にして高校時代に戻ったような、懐かしい感覚に包まれました。

ご祈祷中のハプニング!神様への元気なアピール?

ご祈祷が始まり、厳かな雰囲気の中、神聖な儀式が進んでいきます。我が子も、最初は大人しく抱っこされていましたが、途中からパチリと目を開け、何かを察したかのように動き出しました。そして…

「ふぇぇぇぇえぇぇぇぇん!!!」

お腹が空いたのか、我慢しきれなかったのか、突然の大泣きです。ご祈祷の最中に、響き渡る赤ちゃんの泣き声。正直、焦りました。周りの方々にも申し訳ない気持ちでいっぱいになりつつも、泣き止ませようと必死にあやしました。

しかし、冷静になって考えてみれば、これもまた我が子なりの「神様、私はこんなに元気だよ!生まれてきたよ!」という力強いアピールだったのかもしれません。この小さな命が、全身で「ここにいるよ!」と主張しているように感じられ、なんだか愛おしくなりました。


授乳室の発見と、プロの技に感動した写真撮影!

ご祈祷が終わり、我が子のお腹を満たすべく、すぐに授乳タイムです。

車内での授乳と、便利なアプリの発見

ご祈祷中の大泣きで、我が子はお腹がペコペコだったのでしょう。急いで神社の駐車場へ戻り、車の中で授乳を始めました。車内はやはり窮屈で、私も妻も姿勢を崩しながら、なんとか授乳を済ませました。

その最中、ふと「車の中じゃなくて、もっと快適に授乳できる場所はないかな?」と思い、スマートフォンで検索してみました。「授乳室 近く」「おむつ替えスポット」…すると、**「ママパパマップ」**というアプリが見つかったのです!

このアプリは、近くの授乳室やオムツ替え台を教えてくれる、まさに「こんなアプリが欲しかった!」という痒い所に手が届く優れもの。感動しながら妻にこのアプリの話をすると、「あ、私もう知ってるよ」とのこと。妻は、日頃から自分に直結する授乳や育児に関する情報を、きちんと集めているのだと感心しました。私がいかに「調べ物」を妻に任せきりだったか、反省した瞬間でもあります。これからは、もっと私も積極的に情報収集して、妻をサポートしていこうと心に誓いました。

ちなみに、後から知ったのですが、実は社務所の中にきちんと授乳室が1部屋あったそうです。知らずに車で済ませてしまったことを後悔。次回からは、ママパパマップを参考に、積極的に授乳室を使わせてもらおうと思いました。

プロの技に脱帽!感動の写真撮影

お腹も満たされ、機嫌を取り戻した我が子を連れて、次は写真館へ向かいました。お宮参りの大切な記念を、プロのカメラマンに収めてもらうためです。

写真館に到着すると、カメラマンやアシスタントさんが皆女性だったので、とても和やかな雰囲気でした。皆さん、本当に心から赤ちゃんを可愛がってくださり、その温かい眼差しに私と妻も安心して撮影に臨むことができました。

撮影は「20カット」とのこと。正直、20回シャッターを押されるだけかと思っていたのですが、実際は全く違いました。カメラマンさんは、赤ちゃんの目線を変えたり、小さなおててを添えたり、眠っている瞬間を狙ったりと、実に20種類以上のバリエーションで写真を撮ってくれたのです。

撮影中は、基本的には我が子はすやすやと眠ってくれていましたが、時折パチリと目を開ける瞬間がありました。すると、カメラマンさんはその一瞬を逃すまいと、必死にシャッターを切ってくれました。プロの集中力と瞬発力に感銘を受けました。

赤ちゃんがぐずったりして撮影時間が長引くことを心配していましたが、写真館の方は「大丈夫ですよ!赤ちゃんのペースでいきましょう!」と、むしろノリノリで撮影を進めてくれました。本来20分間の撮影時間だったのが、気づけば40分間も撮ってくださっていました。その優しさとプロフェッショナリズムに、心から感謝です。

出来上がった写真の中から、妻の両親へのお土産としてアルバムも作ることになりました。どんな素敵なアルバムに仕上がるのか、今から出来上がりが本当に楽しみです。


温かい会食と、感謝の気持ちが溢れる出産祝い

写真撮影も無事に終わり、お腹を空かせた私たちは、皆で食事をすることにしました。

家族団らんのひととき「木曽路」で祝宴

事前に予約していた木曽路へ向かいました。個室に通され、ゆったりとした空間で食事を楽しむことができます。美味しい料理を囲みながら、今日一日の出来事を振り返ったり、我が子の成長について語り合ったりと、会話が弾みました。

食事中も、皆で我が子を囲んでたくさんの写真を撮りました。スマートフォンを取り出しては、それぞれが思い思いの角度からシャッターを切り、この幸せな瞬間を記録に残そうとします。美味しい料理と、家族の温かい笑顔、そして愛しい我が子の存在。これ以上ない最高の時間でした。

感謝と喜びの出産祝い

食事が終わり、再び私の実家へ戻りました。そして、そこで両家からの出産祝いをいただくことになりました。妻の両親、私の両親からの温かいお祝いの品々。さらに、私の母方の祖母と、父方の伯母さんからも、それぞれ心のこもった出産祝いをいただきました。

我が子の誕生を、こんなにもたくさんの人たちが喜んで、祝ってくれる。その事実が、何よりも嬉しく、胸に深く響きました。一つ一つの贈り物に、我が子への愛情と、私たち夫婦への労いが込められているのを感じ、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

「お祝いのお返し、何がいいかな〜?」

妻と二人で相談しながら、お祝いのお返しを考えるのもまた、楽しい時間です。相手の顔を思い浮かべながら、喜んでもらえそうなものを探す。これもまた、絆を深める大切なプロセスだと感じます。

妻の両親は遠方から早くから来てくださっていたので、心ばかりのお土産と、実家で採れた新鮮な野菜をお渡ししました。喜んでいただけたようで、私たちも嬉しくなりました。

そして、今回の準備を通して、私の両親の準備の周到さには本当に感銘を受けました。お宮参りの段取りから、実家での準備、会食の手配、そして家族への細やかな気配りまで。全てにおいて手が回っていて、「すごいなぁ」と心から尊敬しました。私もいつか、自分の子供が親になった時、こんな風に支えられる親になれるだろうかと、ふと考えてしまいました。


幸せな一日の締めくくり、そして遠足前の子供?

全ての日程を終え、私たちはアパートへ帰宅しました。

高ぶる気持ちで眠れない我が子

帰宅後、まずは我が子を沐浴させました。一日の汗を流し、さっぱりとリフレフレッシュ。湯船に浸かる我が子の小さな体を見ていると、今日の出来事が走馬灯のように脳裏を駆け巡ります。

沐浴後は、いつものように授乳です。すくすくと育つ我が子の小さな口から、力強くミルクを吸う音が聞こえてきます。この音を聞くたびに、親としての喜びと責任を改めて感じます。

しかし、今日の我が子は、いつもとは少し様子が違いました。

「あれ?いつもだったら、授乳後はすぐに寝ちゃうのに…」

なかなか寝てくれません。目はパッチリと開いていて、なんだかソワソワしている様子。きっと、今日一日の出来事が、この小さな体に大きな刺激を与えたのでしょう。たくさんの人に出会い、たくさんの場所に連れて行かれ、普段とは違う一日を過ごしたことで、テンションが上がってしまったのかもしれません。

「まるで、幼稚園の遠足の前日で、興奮して眠れない子みたいだね」

妻と顔を見合わせて、思わず笑ってしまいました。普段とは違う我が子の様子に、親としては心配になる部分もありましたが、それ以上に今日の楽しかった思い出が、この子の小さな心にもしっかりと刻まれたのだと感じ、温かい気持ちになりました。

結局、この日はいつもより寝付くのに時間がかかりましたが、それもまた、お宮参りの素敵な思い出の一つとなりました。これからも、たくさんの初めての経験を一緒に重ねていこうね。

#57日後に育休から職場復帰する夫


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