
はじめに:バタバタだけど、かけがえのない毎日
はじめまして。このブログを運営しているシードと申します。現在、愛する妻と、そして生後115日になる小さな娘との3人で、慌ただしくも笑いの絶えない毎日を送っています。
この記事を読んでくださっている方の中にも、子育ての真っ最中で、毎日がめまぐるしく過ぎていくと感じているパパさん、ママさんも多いのではないでしょうか。思い通りにいかないことの連続、寝不足の頭で仕事に向かい、帰ってくれば息つく暇もなく第二ラウンド開始…。「自分の時間」なんて、どこか遠い国の言葉のように聞こえるかもしれません。
今日は、そんな我が家の、ありのままの一日を綴ってみたいと思います。テーマは「フルリモートワークの日の、とあるパパの奮闘記」。
特別なイベントがあったわけではありません。どこにでもあるような、ごく普通の平日です。しかし、そんな何気ない一日の中にこそ、子育て世代が直面するリアルな課題や、夫婦で乗り越えるためのヒント、そして何物にも代えがたい小さな幸せが散りばめられているように感じます。
この記事が、同じように日々奮闘されているあなたにとって、「うちも同じだよ!」という共感や、「こんな考え方もあるのか」という新たな発見、そしてほんの少しの息抜きの時間となれば、これほど嬉しいことはありません。
それでは、シード家のある一日を、一緒に覗いてみませんか?
第1章:リモートワークがもたらす朝の革命
1-1. 通勤時間ゼロがくれた、心のゆとり
その日、私はフルリモートでの勤務でした。会社の制度としてリモートワークやフレックスタイムが導入されており、この日はそれらを活用して、8時半から13時半までの短時間勤務の予定。幸いにも(?)、いつも的確な指示をくれる頼れる課長は有給休暇を取得中。少しだけ、心の羽を伸ばせる一日です。
リモートワークの最大の恩恵は、何と言っても「通勤時間からの解放」でしょう。満員電車に揺られるストレスもなく、家を出る時間から逆算してバタバタと身支度をする必要もありません。この日も、いつもよりゆっくりとベッドから起き出し、窓から差し込む朝日を浴びることができました。この「朝のゆとり」が、一日の精神的な安定にどれほど大きく貢献するか。子育てを始めてから、その価値を改めて噛み締めています。
1-2. 妻へのサプライズ?愛情たっぷりシナモントースト
リビングへ向かうと、妻が娘に早朝の授乳をしていました。小さな命に栄養を分け与えるその姿は、神々しくもあり、同時にその消耗ぶりに胸が少しだけチクリと痛みます。 「お疲れさま。朝ごはんは俺が作るよ」 そう声をかけ、キッチンに立ちました。今日のメニューは、シナモントースト。
なぜシナモントーストか?実は、我が家のスパイスラックでなぜか存在感を放ち続けているシナモンパウダーを、そろそろ使い切りたいという、ささやかな目標があったのです。冷凍庫からカチコチの食パンを取り出し、トースターへ。こんがりと焼き色がついたところに、バターを塗り、シナモンパウダーをまんべんなく振りかけ、仕上げに黄金色のはちみつをトロリと垂らせば完成です。
甘くスパイシーな香りがキッチンに広がり、それだけで少し幸せな気分になります。妻と一緒に温かいコーヒーを飲みながら…と、理想の朝食風景を思い描きましたが、現実はそう甘くありません。食卓に着こうとしたその瞬間、娘の「ふえぇ…」という、ぐずりの合図が聞こえてきました。
結局、妻が娘をあやしている間に、あっという間に出勤時間の8時半に。私は一人、シナモントーストを頬張り、仕事部屋へと向かいました。妻からの感想はまだ聞けていませんが、きっとその味と私の心遣いに感動してくれたことでしょう…!(と、信じています。笑)
【コラム①】スパイスの王様「シナモン」の驚くべき歴史と効能
シナモンは、クスノキ科の樹皮から作られる、世界最古のスパイスの一つです。その歴史は古く、紀元前4000年頃の古代エジプトでは、ミイラの防腐剤や薫香として、金や銀と同等の価値で取引されていた記録が残っています。旧約聖書にもその名が登場し、古代ローマでは病気の治療薬としても重宝されていました。
そんなシナモンには、現代科学で証明された素晴らしい効能がたくさんあります。
- 抗酸化作用: シナモンにはポリフェノールが豊富に含まれ、体のサビつきを防ぐ抗酸化作用が非常に高いことで知られています。
- 血糖値コントロール: 血糖値を安定させる効果が期待されており、糖尿病予防にも繋がると言われています。
- 血行促進: 毛細血管を丈夫にし、血行を促進する働きがあります。冷え性の改善や、肌のシワ・シミ予防にも効果的です。
- リラックス効果: あの独特の甘い香りは、心身をリラックスさせるアロマ効果も持っています。
手軽に使えるパウダータイプが一般的ですが、本格的な香りを楽しみたい方は、スティックタイプを紅茶やホットワインに入れてみるのもおすすめです。
【コラム②】パパママ必読!赤ちゃんと「はちみつ」の危険な関係
今回、私ははちみつを使いましたが、ここで非常に重要な注意喚起をさせてください。1歳未満の赤ちゃんには、絶対にはちみつを与えてはいけません。
これは、「乳児ボツリヌス症」を防ぐためです。はちみつには、ごく稀にボツリヌス菌という細菌の芽胞(がほう)が含まれていることがあります。大人の腸内環境であれば、この芽胞が入ってきても他の腸内細菌に負けてしまうため、問題になることはありません。
しかし、腸内環境がまだ整っていない1歳未満の赤ちゃんの場合、腸内でボツリヌス菌が増殖し、毒素を出してしまいます。その結果、便秘、哺乳力の低下、元気がなくなる、首のすわりが悪くなる、といった症状を引き起こし、最悪の場合、命に関わることもあるのです。
「加熱すれば大丈夫」と思われがちですが、ボツリヌス菌の芽胞は熱に非常に強いため、通常の加熱調理では死滅しません。はちみつそのものはもちろん、はちみつ入りのパンやお菓子、飲料なども避けるように、家族全員で知識を共有しておくことが大切です。
第2章:自宅での集中と、パパとしての仕事術
仕事部屋のドアを閉めれば、そこは戦場です。連続するオンラインでの打ち合わせ、飛び交う専門用語、迫り来る締め切り。育児というもう一つの「プロジェクト」を抱える今、仕事時間は以前にも増して濃密なものになりました。
「13時半まで」という明確なタイムリミットがあるからこそ、驚くほどの集中力が発揮されます。「パーキンソンの法則」というものをご存知でしょうか。「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」という法則です。つまり、時間があればあるだけ、無意識に仕事を引き延ばしてしまうのです。
子育て中の短時間勤務は、この法則に抗う最高のトレーニングかもしれません。「このタスクは30分で」「この資料は1時間で」と、常に時間を意識し、優先順位をつけ、無駄を削ぎ落としていく。その思考プロセスは、まるでパズルを解くような面白ささえあります。
もちろん、理想通りに進まないことも多々あります。隣の部屋から聞こえてくる娘の泣き声に、心がざわつく瞬間も。それでも、「家族のために」という明確な目的が、私を強く支えてくれているのです。なんとか全ての打ち合わせを乗り切り、予定通り13時半にパソコンをシャットダウン。無事にこの日のミッションを完了しました。
第3章:パパの休息と、家族時間への切り替え
仕事を終え、まずは自分自身のリフレッシュタイム。散歩がてら、一人で近所の美容院へ向かいました。
子育てが始まると、本当に「自分一人の時間」が貴重になります。誰にも邪魔されず、ただ自分のためだけに使う時間。それは、髪を切るという短い時間であっても、最高の贅沢です。シャンプーの心地よさ、ハサミの軽やかな音、美容師さんとの何気ない会話。心身ともにリフレッシュし、父親としての自分から、一人の「個人」としての自分を取り戻すような感覚でした。
こうした細切れの時間でも、意識的に自分のための時間を作ることは、心の健康を保つ上で非常に重要だと感じています。自分が満たされていなければ、家族に優しさを注ぐことも難しくなってしまいますから。
さっぱりした頭で家に帰ると、妻と娘が出かける準備をして待っていました。ここからは、待ちに待った家族の時間です。3人で手を繋ぎ(娘は抱っこですが)、近所のショッピングセンターへと向かいました。
第4章:小さな宝物への投資と、成長の喜び
ショッピングセンターでの目的は二つ。一つは、ニトリでキッチン用の浄水フィルターを買うこと。そしてもう一つは、娘の冬支度のためのニット帽を探すことです。
ベビー用品売り場に足を踏み入れると、その可愛らしい世界に思わず顔がほころびます。小さな小さなニット帽。様々な色やデザインがあり、妻と二人、「こっちが似合うかな」「いや、この色も可愛い」と、ああでもないこうでもないと頭を悩ませる時間もまた、幸せなひとときです。
結局、優しいアイボリー色の、小さな耳がついたデザインの帽子を選びました。
ふと、こんなことを思います。 「この帽子も、きっと来年の冬にはもう被れないんだろうな」 赤ちゃんの成長は、本当にあっという間です。昨日まで着られていた服が、今日はもうパツパツになっている。できなかったはずの寝返りを、突然披露してくれる。その成長のスピードは、喜びであると同時に、一抹の寂しさを伴います。
だからこそ、私たちは「今」という瞬間に投資するのかもしれません。すぐにサイズアウトしてしまうとわかっていても、この小さい時期は二度と戻ってこないから。カメラのシャッターを切るように、私たちは目の前の我が子に似合うものを買い与え、その記憶を心に焼き付けていくのです。
【コラム③】あっという間のサイズアウト!ベビー服と賢く付き合う方法
ベビー服のサイズ表記は、主に赤ちゃんの身長が基準になっています。「50」なら身長50cm、「60」なら身長60cmが目安です。
- 新生児期(~3ヶ月頃): サイズ50~60
- 首すわり期(3~6ヶ月頃): サイズ60~70
- 寝返り・おすわり期(6ヶ月~1歳頃): サイズ70~80
しかし、これはあくまで目安。赤ちゃんによって成長のペースは様々です。すぐに大きくなることを見越して、少し大きめのサイズを買うのが一般的ですが、大きすぎると手足が隠れて動きにくかったり、体温調節がうまくできなかったりすることもあります。
サイズアウトしたベビー服は、どうしていますか?
- お下がり: 親戚や友人に譲る。
- フリマアプリ: 最近では状態の良いものを売る人も増えています。
- リメイク: スタイ(よだれかけ)や小物に作り変える。
- 寄付: NPO団体などを通じて、必要としている国内外の子供たちに届ける。
思い出の詰まった服を、次の誰かに繋いでいく。そんなサステナブルな選択も、これからの時代の子育てには大切かもしれませんね。
第5章:理想と現実、フードコートでの大奮闘
ニトリで無事に浄水フィルターも手に入れ、時刻は夕食時。「今日はのんびりフードコートでご飯を食べて帰ろうか」と、妻と話していました。平日で人もまばらだし、多少娘がぐずっても大丈夫だろう、と。
しかし、この楽観的な見通しが、いかに甘かったかを思い知らされることになります。
注文したうどんを受け取り、席に着いたその時でした。それまでうとうとしていた娘の目がカッと開き、火がついたように泣き始めたのです。しかも、いつもの「ふえぇ」という可愛いぐずりではなく、「ギャーーー!」という、全身全霊の叫び。
原因は、おそらくお昼寝不足。日中、興奮することが多かったのか、まとまった睡眠がとれていなかったのです。赤ちゃんにとって睡眠は、心と体の成長に不可欠な要素。それが足りていないのですから、不機嫌になるのも当然でした。
幸い、平日のフードコートは閑散としており、周りに迷惑をかける心配は少なかったのが救いでした。しかし、親としては気が気ではありません。妻と私で交互にあやしながら、熱々のうどんを数分で胃に流し込む。味など、もはやわかりません。これは食事ではなく、エネルギー補給という名の「作業」でした。
結局、のんびりのはずだった夕食は早々に切り上げ、私たちは逃げるようにショッピングセンターを後にしたのでした。子育てとは、かくも計画通りにはいかないもの。その現実を、改めて痛感した出来事でした。
【コラム④】赤ちゃんの「黄昏泣き(コリック)」って?原因と対策
生後3ヶ月頃の赤ちゃんに見られる、夕方から夜にかけての激しいぐずりは「黄昏泣き(たそがれなき)」や「コリック」と呼ばれることがあります。シードさんの娘さん(生後115日)も、ちょうどこの時期に当てはまりますね。
はっきりとした原因はまだ解明されていませんが、以下のような要因が考えられています。
- 生活リズムの乱れ: 一日の刺激が多すぎて、夕方になると脳が興奮状態になり、うまく寝付けない。
- 体の不快感: お腹にガスが溜まっている、便秘気味など。
- 甘えたい気持ち: ママやパパが夕食の準備などで忙しくなる時間帯。かまってほしいというサイン。
これといった特効薬はありませんが、試してみてほしい対策はいくつかあります。
- 環境を変える: 部屋を暗くする、外の空気を吸わせてみる、ドライブに行く。
- 音を聞かせる: ビニール袋をこする音や換気扇の音など、赤ちゃんが胎内で聞いていた音に近い「ホワイトノイズ」を聞かせると落ち着くことがあります。
- 体を動かす: 抱っこして揺れたり、バランスボールに座って弾んでみたりする。
- お腹のマッサージ: 「の」の字を描くように優しくマッサージして、ガスの排出を助ける。
最も大切なのは、パパママが「泣き止ませなきゃ」と焦らないこと。「泣くのも赤ちゃんの仕事」と割り切り、夫婦で協力しながら、この時期を乗り越えていきましょう。
第6章:一日の終わり、聖なる寝かしつけの儀式
家に帰り着くと、すぐに娘をお風呂に入れました。温かいお湯に浸かると、少しは落ち着くかと思いきや、お風呂の中でも大泣きは続きます。
そして、いよいよ最終関門である「寝かしつけ」。我が家の娘は、一度大泣きして体力を使い果たさないと、なかなか深い眠りに入ってくれないタイプのようです。
パジャマに着替えさせ、部屋を暗くし、抱っこでゆらゆら。しかし、娘は全身をエビのように反らせ、手足をバタつかせ、全力で抵抗します。その小さな体から、どうしてこれほどのエネルギーが湧き出てくるのか。抱っこしている腕はパンパンになり、腰も悲鳴を上げ始めます。
「お願いだから、もう寝ておくれ…」
心の中で何度そう唱えたことでしょう。泣き声が、体力を、そして気力をも削り取っていきます。正直、本当に一苦労です。
しかし、30分ほど抱っこし続けたでしょうか。あれだけ激しかった抵抗が、ふっと弱まりました。しゃくりあげるような呼吸が、次第に穏やかな寝息に変わっていきます。腕の中で、完全に体の力が抜けていくのを感じる。
そっとベッドに降ろし、その寝顔を覗き込みます。涙で濡れたまつ毛、すうすうと音を立てる小さな鼻、ほんのり赤い頬。
この寝顔を見るために、今日一日頑張ってきたんだな。
先ほどの苦労も、フードコートでのドタバタも、全てが浄化されていくような、魔法の時間。この瞬間のために、親はどんな苦労も乗り越えられるのかもしれません。
おわりに:大変だけど、やっぱり幸せな毎日
こうして、シード家のあるフルリモートの平日は幕を閉じました。
振り返ってみれば、スマートとは程遠い、ドタバタとした一日でした。妻にシナモントーストの感想を聞く余裕もなく、家族での外食は早々に切り上げ、最後は娘の寝かしつけにヘトヘトになる。
けれど、不思議と心は満たされています。
リモートワークのおかげで生まれた朝の時間。妻のために作った、ささやかな朝食。一人でリフレッシュできた散髪の時間。娘のために選んだ、小さなニット帽。そして、腕の中で泣き疲れて眠る、愛しい我が子の重み。
どれもが、取るに足らない日常の断片かもしれません。しかし、これこそが今の私の、私たちの「幸せ」の形なのだと思います。
子育ては、綺麗事だけでは語れません。大変なことも、辛いこともたくさんあります。それでも、その何倍もの喜びと、生きる意味を与えてくれる、かけがえのない冒険です。
この記事を最後まで読んでくださったあなたも、きっと同じように、たくさんの「大変」と「幸せ」の中で、今日という一日を懸命に生き抜いたことでしょう。
本当にお疲れ様です。
また明日も、私たちなりのペースで、笑ったり、困ったりしながら、進んでいきましょう。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


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