皆さん、こんにちは!生後38日の愛しい赤ちゃんと、日々奮闘中の妻を支える育休パパ、シードです。現在、絶賛育休真っ只中。慣れない育児に悪戦苦闘しながらも、かけがえのない時間を過ごしています。
今日は、私にとってちょっと特別な日でした。なぜなら、私がお世話になっている皆さんとの飲み会があったから。つまり、妻と赤ちゃんが二人きりで過ごす、初めての夜だったんです。
ドタバタ育児と、はじめてのお留守番ナイト
飲み会は17時半スタート。それまでに、赤ちゃんの沐浴と妻の入浴を済ませてしまいたかったので、いつもよりテキパキと育児をこなしました。普段はもう少しゆったりとしたペースで進めるのですが、今日ばかりは時間を気にしてしまい、なんだかそわそわ。無事に全てのタスクを終え、家を出る前には妻と赤ちゃんに「頑張ってね、ありがとう」と声をかけました。
飲み会中も、気になって仕方ありません。妻からLINEで送られてくる状況報告に、一喜一憂(というかニヤニヤ)していました。
妻からの報告によると、19時頃に晩ごはんを済ませ、その後赤ちゃんがぐずり始めたタイミングで授乳。そして、見事に20時頃には寝かしつけを完了させたそうです。初めてのワンオペ育児、本当にありがとう!
赤ちゃんは、お母さんの姿が見えなくなると不安になり、姿が消えた方を目で追っていたと聞きました。なかなか姿を現さないと、ついにぐずり始めてしまったと。想像すると胸が締め付けられますが、それだけお母さんを求めてくれているのだと、嬉しさとちょっと嫉妬を感じました。
飲み会で得た、仕事への新たな視点
さて、飲み会の方はというと、今回は後輩の送別会でした。彼はこの度、転職が決まったのです。
その彼は、正直に言って、技術面でもプロジェクト管理においても、私より遥かに優秀な人材でした。初めて出会った時から、彼がきっと引く手数多の存在になるだろうなと予感していました。そんな彼が転職を決意したのは、会社の給与制度の変更がきっかけだったと聞きました。ちょうど彼が割を食う形になってしまい、「やってられない」と感じたようです。
この話を聞いて、改めて考えさせられました。自分のスキルと、それに対する正当な評価(賃金)の間に大きな乖離があると、会社への不満が募るのは当然のことですよね。優秀な人材ほど、その乖離に対する感度が高いのかもしれません。彼のように、自分の市場価値を理解し、より良い環境を求めて行動できるのは素晴らしいことだと思います。
そして、この飲み会では、先輩方から私への仕事に関する貴重なアドバイスをたくさんいただくことができました。まるで、育休中の私に与えられた、仕事復帰前のブートキャンプのようでした。いくつか心に響いた言葉を共有させてください。
先輩からの金言:仕事の質を高めるためのヒント
1. 「猪突猛進もいいが、振り返りを忘れずに」
「猪突猛進で行動できるのは君の長所だ。しかし、動いて失敗したことに対しての振り返りができていないから、同じような失敗を繰り返す傾向がある」というご指摘。これは耳が痛い話でした。
私は確かに、思い立ったらすぐに行動に移すタイプです。しかし、その後の検証や反省が疎かになりがちだったと、改めて気づかされました。次からは、行動した後の結果を必ず記録し、何が良くて何が悪かったのか、なぜそうなったのかを深掘りする時間を意識的に作るようにします。そして、その学びを次の行動に活かすサイクルを確立したいです。
2. 「スペシャリストの意見も、自分の腹落ちレベルまで深掘りを」
「スペシャリストに検討してもらった内容をそのまま鵜呑みにしている。だから、自分の腹落ちにまで至っていない。もっと知見を増やすアクションを取ろう」というアドバイス。これもまた、的を射た指摘でした。
私はこれまで、専門家が導き出した結論は、それが最適解であると信じ込み、深く考えることを怠っていたかもしれません。しかし、それではいつまでたっても自分の知識として定着せず、応用が利きません。これからは、スペシャリストの意見を参考にしつつも、その背景にあるロジックや根拠を徹底的に理解する努力をします。必要であれば、関連書籍を読んだり、実際に自分で試してみたりと、知見を深めるための行動を積極的に取っていきたいです。
3. 「自分の時間を確保するために、”楽をする”ことを覚えよう」
「自分の時間を確保するために、どうしたら良いかを考えて、楽をすることを覚えよう。例えば、計測結果の自動整理など」という、ハッとさせられる言葉でした。
私はこれまで、与えられたタスクは全て自分で完璧にこなすのが美徳だと考えていました。しかし、それではいつか限界が来ます。効率化できる部分は積極的に効率化し、本当に自分が時間を使うべき場所に集中する。これからは、ルーティンワークや単純作業は自動化や効率化の手段を常に模索し、自分の貴重な時間を捻出する工夫を凝らしていきます。
4. 「IATFを意識して、インプットとアウトプットを明確に」
「IATFを意識して、インプットとアウトプットを明確にし、フォルダにしっかり残す」という具体的なアドバイスもいただきました。
IATFは自動車産業の品質マネジメントシステムの国際規格ですが、その根底にある考え方は、あらゆる業務に応用できると再認識しました。何を入力し、どのようなプロセスを経て、何が出力されたのか。その一連の流れを明確にし、かつ後から誰でも参照できるように整理しておくことの重要性です。これは、情報共有の効率化だけでなく、トラブル発生時の原因究明や、業務改善にも繋がるはずです。
5. 「自分で決断し、最高の選択肢を選び抜く経験を積む」
「自分で仕様などを決める決断をする事で、数ある選択肢の中から最高を選ぶことができたという経験を積み重ねる」という言葉は、私のリーダーシップを育む上で非常に重要な示唆を与えてくれました。
これまでは、上司や先輩の意見を聞き、それに沿って行動することが多かった私。しかし、本当の意味での成長は、自分で責任を持って決断し、その結果から学ぶ経験を積み重ねることでしか得られないと痛感しました。今後は、たとえ小さなことでも、自分で意思決定を下す機会を増やし、その一つ一つの決断に責任を持つことで、より良い選択肢を見つけ出す力を養っていきたいです。
育休中の私にできること:仕事とプライベートの融合
私は、プライベートと仕事を明確に分けなくても良いと考えている人間です。むしろ、プライベートでの経験が仕事に活かされ、仕事での学びがプライベートを豊かにすると信じています。だからこそ、この育休期間中も、ただ育児に専念するだけでなく、仕事復帰を意識して、自分の考え方を整理する良い機会にしたいと思っていました。
今回の飲み会で先輩方からいただいたアドバイスは、まさにその「考え方の整理」に直結する貴重なものでした。育児を通して得られる「時間管理」や「予期せぬ事態への対応力」、「効率化の視点」などは、そのまま仕事にも活かせるスキルだと感じています。
この育休期間は、私にとって人生の大きな転換期です。可愛い我が子と妻との時間を大切にしながら、これまでとは違う視点から自分自身を見つめ直し、仕事においても人間としても、一回り大きくなれるよう、日々精進していきたいと思います。
初めてのワンオペ育児に奮闘してくれた妻と、寂しい思いをしながらも健気に頑張ってくれた赤ちゃんには、心から感謝しています。そして、貴重なアドバイスをくださった先輩方にも、この場を借りて御礼申し上げます。
皆さんは、育児中に仕事のスキルアップや自己成長のために、何か工夫していることはありますか?ぜひ教えていただけると嬉しいです!
#52日後に育休から職場復帰する夫
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