育休パパ、大いなる買い出し冒険記~出張八百屋から食卓の幸せまで~

シードのホームワーク

こんにちは、シードです。

ただいま、生後81日になるわが子と、最愛の妻との3人暮らしを満喫中の、新米育休パパです。育児休暇と聞くと、「大変そう」「やることがなくて暇そう」など、さまざまなイメージがあるかもしれませんが、私にとっては毎日が発見と感動の連続。そして、日々の家事、特に「食」にまつわる冒険は、育休ライフを彩る重要なミッションとなっています。

今回は、そんな私の「食」の冒険、とある週末の出来事についてお話しさせてください。

育休パパ、出張八百屋に並ぶ

その日、お昼前から近所に出張販売の八百屋さんが来るという情報をゲットしました。

「これは見逃せない!」

お昼ご飯を慌ただしくかきこみ、いざ出陣。時刻は12時過ぎ。販売開始は12時半と聞いていましたが、会場に着くと、すでに15人もの列ができていました。皆さん、早い!出張販売の情報は、おそらく地域の口コミやSNSで広まっているのでしょう。早くから並ぶことで、より良い品を手に入れようという熱意が伝わってきます。

列に並んでいるのは、ほとんどが女性。夫婦や家族連れもちらほら見かけますが、私のように男一人で並んでいるのはごく少数。少し気恥ずかしさを感じながらも、目的の品を手に入れるため、ひたすら待ちました。

予定時刻を少し過ぎて、ついにトラックが到着。その荷台には、瑞々しい野菜や果物がぎっしりと積まれていました。まるで、食の宝箱です。

私の今回の狙いは、2つ。

  1. 和歌山の川中島白桃(桃)
  2. 長野のりんご梨積み放題

特に、りんご梨の積み放題は、ずっとやってみたかったイベント。2,500円でどこまで積めるか、私の腕の見せ所です。

長蛇の列は、販売開始とともに少しずつ動き始めました。皆さん、慣れた手つきで品定めをしています。

さて、私の番です。お目当てのりんご梨積み放題のコーナーへ向かい、店員さんに声をかけます。

「お願いします!」

2,500円を支払い、箱を受け取ります。山積みにされたりんご梨を前に、どうやって積むか、戦略を練ります。

「下には安定感のある大きめの梨を、上には小さめのりんごを」

そんなことを考えながら、次々と箱に詰めていきました。最初は慎重に、しかし途中で欲が出てきて、どんどん積み上げていきます。周りの人々の視線も感じながら、無心で積み続けました。

結果、なんと45個ものりんご梨をゲット!

中には少しサイズが小さかったり、傷があったりする規格外品も混ざっていましたが、家庭で食べる分には全く問題ありません。むしろ、こうした規格外品が安く手に入るのは、消費者にとっても嬉しいことです。

積み放題の楽しさと、大量の果物を手に入れた満足感に浸りながら、戦利品を抱えて家路につきました。

自宅での果物試食会:桃、りんご、梨の三重奏

家に帰ると、さっそく戦利品を広げました。

まず手に取ったのは、今回のもう一つの目的だった川中島白桃。シーズンも終わりに近づいているということで、少し「訳あり」とされていましたが、これが大当たり。

桃特有の甘く芳醇な香りが部屋中に広がります。一口食べると、とろけるような食感と、濃厚な甘みが口いっぱいに広がります。訳あり品とは思えない、素晴らしい味わいでした。

次に、積み放題でゲットしたりんご。こちらはシャキシャキとした食感と、瑞々しい甘みが特徴。冷蔵庫で冷やして食べると、さらに美味しく感じられます。

最後に。こちらもシャキシャキとした食感ですが、りんごに比べると少し甘みが控えめ。どうやら、まだシーズンが少し早かったようです。しかし、その分ジューシーさが際立っていて、水分をたっぷり含んだ果汁が喉を潤してくれました。

育休中だからこそ、こうして平日の昼間に買い物に行ける。そして、家族のために、美味しい食材を自分の手で選んで買ってくる。これって、すごく幸せなことだと感じました。

晩御飯は肉じゃが!育休パパ、腕をふるう

果物で心を満たした後は、晩御飯の準備です。この日も、昨日実家からもらったジャガイモを使って、肉じゃがを作ることにしました。

いつもなら、お財布と相談して豚肉を選ぶことが多いのですが、今回は奮発して牛肉をチョイス。

「なぜ、牛肉?」

と、聞かれるかもしれません。 実は、子どもが生まれてから、食に対する意識が少し変わりました。いつか、子どもが「うちの肉じゃがは豚肉じゃなくて牛肉なんだ」と、胸を張って話せるように。

もちろん、まだ生後2ヶ月のわが子には、肉じゃがを食べることはできません。それでも、いつか一緒に食卓を囲む日を夢見て、少しだけ背伸びをしてみたのです。

出張八百屋で買ったばかりの新鮮な食材ではないけれど、実家からのおすそ分けという温かい気持ちがこもったジャガイモ。そして、奮発した牛肉。

丁寧に下ごしらえをし、だしをとり、具材を煮込んでいきます。

醤油とみりん、砂糖の甘い香りが部屋中に広がり、なんとも幸せな気持ちになりました。

買い物にまつわる小ネタ集~知っておくと得する?~

さて、今回のブログでは、私が体験した「買い出し」についてお話ししましたが、この機会に、買い出しにまつわるちょっとした雑学や豆知識をご紹介します。

1. 規格外品ってなんだろう?

今回の出張八百屋でも見かけた規格外品。これは、見た目やサイズが市場の規格から外れてしまった農産物のことです。

「規格外」と聞くと、味が悪いのではないかと不安になる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。味や品質は、規格品とほとんど変わりません。

たとえば、

  • 少し形がいびつ
  • サイズが小さすぎる、大きすぎる
  • 表面に小さな傷がある

といった理由で、規格品から外れてしまいます。

規格外品は、農家さんが丹精込めて育てたにもかかわらず、安く買い叩かれたり、最悪の場合、廃棄されてしまうこともあります。

最近では、SDGs(持続可能な開発目標)の観点から、こうした規格外品を積極的に販売するお店やサービスが増えています。規格外品を選ぶことは、食品ロスの削減にも貢献することになり、地球にも優しい選択と言えるでしょう。

2. なぜ出張八百屋は人気なの?

近年、出張八百屋や移動販売の車を街中で見かけることが増えました。

その人気の秘密は、

  • 新鮮な旬の食材が手に入ること
  • 軽トラックの荷台いっぱいに積まれた野菜や果物を見ながら、買い物ができるというワクワク感
  • スーパーでは見かけないような珍しい品種に出会えること
  • 何より、生産者の顔が見える安心感

特に、地方の農家さんが、自慢の野菜や果物を直接消費者に届ける**「産直」**のスタイルが、多くの人々に支持されています。

「どこから来たの?」 「この野菜、どうやって調理したらいい?」

など、生産者さんと直接会話ができるのも、移動販売の大きな魅力の一つです。

3. 桃の品種、こんなにある!

今回購入した川中島白桃は、桃の中でも人気のある品種の一つですが、桃には他にもたくさんの品種があることをご存知ですか?

代表的な品種をいくつかご紹介します。

  • あかつき:福島県で生まれた品種。甘みが強く、果汁が多いのが特徴です。
  • 白鳳(はくほう):日本の桃の代表的な品種の一つ。肉質が柔らかく、ジューシーで甘みも強いのが魅力です。
  • なつっこ:長野県で生まれた品種で、「川中島白桃」と「あかつき」の交配種。大玉で、甘みが強く、日持ちが良いのが特徴です。

品種によって、旬の時期や味わいが全く異なるので、食べ比べをしてみるのも面白いかもしれません。

育休、それは新しい自分と出会う時間

今回の買い出しは、私にとって単なる「食材の調達」ではありませんでした。

出張八百屋に並び、他の買い物客と少しだけ顔を合わせ、そして、家族のために心を込めて料理をする。

これまでの仕事一辺倒だった生活では、なかなか経験することのできなかった時間です。

育休は、子どもと向き合う時間であると同時に、自分自身と向き合う時間でもあるのだと、改めて感じています。

子どもの成長を間近で見守りながら、少しずつ家事を覚え、料理の腕を磨く。それは、これまでの自分とは全く違う、新しい自分に出会うことでもあります。

「パパ、今日の夕飯は何?」

いつか、わが子がそんな風に聞いてくれる日を楽しみに、これからも家族の食卓を豊かにする冒険を続けていきたいと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

もし、この記事を読んで、

「うちの近くにも出張八百屋が来てるかな?」 「今度、規格外品を買ってみようかな?」

など、何か新しい発見があれば、とても嬉しいです。

皆さんの食卓が、笑顔で満たされることを願っています。

それでは、また次回のブログでお会いしましょう!

#9日後に育休から職場復帰する夫

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