はじめまして。シードと申します。現在、生後88日の娘と妻と3人で、絶賛育休ライフを満喫中です。
最近、SNSなどで「育児は大変だ」という声がよく聞こえてきますが、僕らの育児は、正直に言って、想像以上に穏やかで幸せな日々です。今日はそんな、とある平日の過ごし方と、育児のリアルな幸せについて、少しお話しさせてください。
のんびり過ごす休日の幸せ
朝はゆっくりと目覚め、妻と娘がまだ眠っている静かなキッチンで、のんびりと料理をする。育休中の僕にとって、これは至福の時間です。普段はなかなか時間をかけて料理する機会がないので、こうして食材と向き合い、丁寧に料理を作る時間は、心を落ち着かせてくれます。
今日のお昼ご飯は、肉じゃがにしました。 じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、お肉をコトコト煮込む(ほっとクックがね)。だしと醤油の香りが部屋中に広がり、なんとも言えない幸せな気持ちになります。肉じゃがって、日本人にとってはソウルフードですよね。おふくろの味、家庭の味として、多くの人に愛されています。
実は、肉じゃがには面白い歴史があるのをご存知でしょうか? 一説によると、東郷平八郎がイギリス留学中に食べたビーフシチューの味が忘れられず、日本に帰国後、似たような料理を部下に作らせたのが始まりだと言われています。しかし、当時日本ではデミグラスソースが手に入りにくかったため、代わりに醤油や砂糖で味付けしたものが、現在の肉じゃがになったというのです。
そんな歴史に思いを馳せながら作った肉じゃがは、いつもより一層美味しく感じられました。 夕飯は、とん平焼き。 豚肉を卵で包んでソースとマヨネーズをかける、シンプルながらも美味しい一品です。これもまた、家にある材料で手軽に作れるのが嬉しいポイント。
今回は、明日の午後に妻と娘が1週間ほど里帰りするので、冷蔵庫の中にある食材をできるだけ消費しようという目的もあり、多めに作りました。残ったキャベツ一玉は、僕がこの1週間で美味しく調理して消費する予定です。
妻の料理に対する期待値の変化
最近、僕はYouTubeでアニメ**『あたしンち』**をよく見ています。 『あたしンち』の主人公である母、みかん、ユズの3人家族の日常を描いた作品で、特に母の料理は、時にはユニークで、時には雑な作り方が魅力ですよね。
『あたしンち』の影響で、妻の料理に対する期待値が、いい意味で下がりました。 たとえば、キャベツが山盛りになったお好み焼きも、「これは『あたしンち』に出てきたやつだ!」と笑いながら美味しく食べられます。料理が多少雑でも、「愛がこもっていればそれでいいんだ」と思えるようになりました。
これは、育児中の夫婦にとって、とても大切なことかもしれません。 育児中は、お互いに心身ともに疲れてしまうことが多々あります。そんな時、料理一つをとっても、完璧を求めすぎると、プレッシャーになってしまいます。
『あたしンち』のおかげで、「完璧じゃなくてもいいんだよ」というメッセージを受け取ることができ、僕も妻も、お互いの料理を、より気楽に楽しめるようになりました。
夜通し寝てくれる娘との生活
そして、何よりも僕たち家族にとっての幸せは、娘が夜通し寝てくれるようになったことです。 生後88日にして、夜中の授乳や夜泣きで起きることがほとんどなくなり、僕も妻もぐっすり眠れるようになりました。
育児の先輩方からは、「夜泣きがひどい」「寝不足で辛い」といった話を聞くことが多かったので、正直に言って、こんなに育児が楽でいいのかなと、少し罪悪感すら感じてしまいます。
夜にぐっすり眠れることのメリットは、計り知れません。 睡眠不足は、ストレスやイライラの原因になります。良質な睡眠をとることで、心に余裕が生まれ、娘に対しても優しく接することができます。
睡眠は、単なる休息ではありません。 実は、睡眠中に分泌される成長ホルモンは、身体の成長だけでなく、日中のストレスを軽減し、免疫力を高める効果もあります。 良質な睡眠をとることは、僕たち大人だけでなく、成長著しい娘にとっても、とても大切なことなのです。
夜通し寝てくれるようになった娘ですが、日中はよくお昼寝をします。 大体起きているのは2時間くらいで、それ以上起きていると機嫌が悪くなり、授乳か抱っこで寝かしつけをします。 30分ほどで起きてしまうことが多いのですが、起きたらスッキリしているのか、ニコニコとご機嫌な笑顔を見せてくれます。
赤ちゃんの睡眠の秘密
赤ちゃんの睡眠は、大人とは大きく異なります。 新生児のうちは、1日の大半を寝て過ごします。 生後3ヶ月頃になると、少しずつ起きている時間が増えてきますが、それでもまだまだ睡眠時間は長いです。
赤ちゃんの睡眠は、レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルで構成されています。 レム睡眠は、脳が活発に動いている浅い眠りで、夢を見ることが多いと言われています。 ノンレム睡眠は、脳が休んでいる深い眠りです。
新生児は、レム睡眠の時間が長く、眠りが浅い状態が多いです。 そのため、ちょっとした音や光でもすぐに起きてしまいます。 生後3ヶ月頃になると、ノンレム睡眠の時間が徐々に増え、眠りが深くなっていくため、夜通し寝てくれる赤ちゃんが増えてきます。
夜泣きは、赤ちゃんがレム睡眠からノンレム睡眠に移行する際に、うまく眠りに入れないことが原因の一つだと言われています。 うちの娘は、この移行がスムーズなのか、夜泣きで起きることが少ないのかもしれません。
また、赤ちゃんの睡眠には、睡眠儀式も重要です。 寝る前に絵本を読んであげる、子守歌を歌ってあげる、抱っこしてあげる、など、毎日同じことを繰り返すことで、「これをしたら眠る時間だ」と赤ちゃんが認識し、スムーズに眠りに入ることができるようになります。
僕たち夫婦も、娘が眠る前に、絵本を読んだり、童謡を歌ったりしています。 娘の寝顔を見ながら歌う童謡は、格別に幸せな時間です。
育休中に見つけた、ささやかな幸せ
育休中、毎日が同じことの繰り返しのように感じることもありますが、その中に、たくさんのささやかな幸せが隠れていることに気づきました。
たとえば、娘が初めて寝返りを打った日。 初めて「あー」と声を上げた日。 初めて僕の指をギュッと握ってくれた日。
そんな、何気ない日常の中に、たくさんの感動と喜びが詰まっています。
先日、娘を抱っこして、家の周りを散歩しました。 澄み切った青空の下、娘は僕の胸の中でスヤスヤと眠っています。 この子が健やかに育ってくれること。それが、今の僕の一番の願いです。
育休は、単に「仕事を休む期間」ではありません。 大切な家族との時間を、何よりも優先できる、かけがえのない時間です。
もちろん、育児には大変なこともあります。 ミルクを吐いてしまったり、オムツ替えで服を汚してしまったり。 でも、そんな大変なことすらも、今は愛おしい思い出として心に残っています。
僕にとって、育休は、**「人生を豊かにする時間」**です。
娘の成長を間近で見守り、妻と協力して子育てをし、家族の絆を深める。 そんなかけがえのない時間を、今、僕は過ごしています。
もし、今育休を考えている方がいらっしゃったら、ぜひ取得してほしいと心から思います。 育休は、**「人生の夏休み」**のようなものです。 仕事のことは忘れて、家族との時間を心ゆくまで楽しんでください。
そして、育児に悩んでいる方がいらっしゃったら、一人で抱え込まないでください。 夜泣きがひどい日も、離乳食を食べてくれない日も、いつか必ず終わります。 完璧な育児なんてありません。
育児と社会のつながり
近年、男性の育休取得が少しずつ増えてきました。 しかし、まだまだ「男性が育休を取るのは当たり前」という社会にはなっていません。 育児は、女性だけがするものではありません。 夫婦で協力し、支え合ってこそ、育児は楽しく、幸せなものになるはずです。
育休を取得することで、男性も育児の楽しさや大変さを肌で感じることができます。 また、妻の苦労を理解し、より深く信頼関係を築くことができます。
育休中、僕は娘と妻との時間を通して、多くのことを学びました。 仕事一筋だった僕の人生に、新しい価値観が加わりました。 **「家族を大切にする」**という、当たり前だけど、仕事に追われて見失いかけていた大切なことです。
僕は、この育休で得た経験を、今後の仕事にも活かしていきたいと考えています。 たとえば、育児で培った共感力や、限られた時間で効率的に物事を進める能力は、仕事でもきっと役立つはずです。
そして、いつか娘が大きくなった時、胸を張って言えるようになりたいです。 「パパは、君が生まれた時、育休を取って、ずっとそばにいたんだよ」と。
このブログを読んで、少しでも育児って楽しそうだな、育休っていいな、と思っていただけたら嬉しいです。 育児は大変なことも多いけど、それ以上に、たくさんの幸せと感動に満ち溢れています。
これからも、娘の成長を温かく見守りながら、育休ライフを楽しんでいきたいと思います。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
もし、育児について何か聞きたいことや、共有したいエピソードがあれば、ぜひコメントで教えてくださいね!
#2日後に育休から職場復帰する夫
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