こんにちは! 生後39日の愛しい我が子と妻、そして私の3人暮らしを満喫中の新米パパです。現在、絶賛育児休業中! 毎日が発見と感動の連続で、あっという間に時間が過ぎていきます。
昨日、久しぶりに職場の飲み会に参加させてもらいました。育休中とはいえ、普段はなかなか大人とゆっくり話す機会も少ないので、同僚たちとの会話はとても刺激的で楽しい時間でした。しかし、その代償は今朝の体にしっかりと残っていました。赤ちゃんの泣き声が聞こえる前から襲ってくる倦怠感と、頭の奥に微かに響く疲労感。正直なところ、「あぁ、体が重い……」と弱音を吐きたくなる朝でした。
でも、そんな弱音は心の中にしまっておかねばなりません。そもそも、自分が飲み会に参加すると決めたのは他でもない自分自身。育児休業中という貴重な時間をいただいている中で、体調管理はプロフェッショナルなパパとしての基本中の基本です。頭の中で「喝!」と自分を叱咤激励し、なんとか布団から這い上がりました。
ゆるやかで、それでいて尊い休日
今日のわが家は、まさに「のんびりデイ」と呼ぶにふさわしい一日でした。朝食を終えても、普段のように急ぐこともなく、夫婦でゆったりと過ごす時間。赤ちゃんも、今日はなんだかご機嫌な様子で、ミルクを飲んではすやすやと眠り、目を覚ましては手足をバタバタさせて私たちを和ませてくれます。
お昼ご飯は、妻と相談して「手抜き料理」と称するシンプルなメニューで乗り切ることにしました。ケチャップライスをふわふわ卵で包んだ懐かしのオムライス。そして晩御飯は、甘辛い味付けの鶏ひき肉をご飯に乗せたそぼろ丼。どちらも、パパッと作れて、しかもみんなが大好きなメニューです。育児中は、いかに効率よく、でも美味しく食卓を囲むかが日々の大きなテーマになります。豪華な食事ももちろん魅力的ですが、こうした手軽で心温まる料理が、私たち家族の日常を支えてくれているのだとしみじみ感じました。昨日なすの煮びたしと冷やしトマト、無限ピーマンを作っておいたので、副菜を合わせれば、バランス取れた食卓になりました。
「手抜き」という言葉は、ともすればネガティブな響きに聞こえるかもしれません。でも、私はこの「手抜き」という言葉をポジティブに捉えています。それは、今の自分たちに本当に必要なものを見極め、そこに集中するための賢い選択だからです。育児は体力勝負。無理をして体調を崩してしまっては元も子もありません。時間や手間を省くことで生まれたゆとりが、赤ちゃんとの触れ合いの時間や、夫婦の穏やかな会話に繋がるならば、それは決して「手抜き」などではなく、「賢い時短」と呼ぶべきだと私は思います。
小さな冒険:ベランダでの外気浴
午後のミルクを終えた夕方、突然赤ちゃんがぐずり始めました。うんちは2日ぶりに出ました。便秘気味ではあるが、ちゃんと出てよかったーー。おむつ替え、母乳ももらっているのに、抱っこであやしても、歌を歌っても、どうもご機嫌がななめです。ふと、「ベランダに出てみる?」と提案して妻がベランダに連れ出してくれました。
妻が赤ちゃんを抱っこして、ベランダに出てみました。時間は夕暮れ時。日中の暑さが和らぎ、ひんやりとした涼しい風が、私たちの頬を優しく撫でていきます。赤ちゃんも、風を感じた瞬間に「ハッ」としたような表情を見せ、先ほどまでのぐずりが嘘のようにぴたりと止まりました。
ベランダから見える景色は、普段見慣れた景色です。でも、赤ちゃんの目には、この世界がどんな風に映っているのでしょうか。そよぐ木の葉、遠くで聞こえる車の音、空に広がる茜色のグラデーション。小さな体で、初めて感じる風の感触、初めて聞く外の音に、赤ちゃんはきっと五感をフル稼働させていることでしょう。その様子を見ていると、私の心もすーっと穏やかになり、疲労感もどこかへ飛んでいってしまいました。
「気持ちよさそうだね」と、妻と顔を見合わせて微笑み合いました。生後39日目。生まれてきてまだわずかですが、この子は日々、驚くほどのスピードで成長しています。
一ヶ月検診からの新たな一歩
実は、先日、赤ちゃんの一ヶ月検診がありました。医師からは「お出かけしても大丈夫ですよ」とのお墨付きをもらっていましたが、今年の夏は記録的な猛暑が続いていました。連日のニュースで報じられる異常気象に、まだ小さな赤ちゃんを外に連れ出すことに躊躇いを感じていたのです。熱中症のリスクや、紫外線、急な天候の変化などを考えると、どうしても慎重にならざるを得ませんでした。
しかし、今日のベランダでの外気浴を通して、強く感じたことがあります。それは、赤ちゃんにとって外の世界の刺激が必要不可欠だということです。もちろん、危険を避けることは大前提ですが、家の中だけの生活では得られない感覚、音、匂い、光…それら全てが、赤ちゃんの脳と体の発達にとって大切な栄養になるのだと改めて認識しました。
「これからは、夕方にお散歩するのもありだね」
ベランダから部屋に戻る時に、私がぽつりと呟くと、妻も「そうだね! 涼しい時間帯を選んで、少しずつ始めてみようか」と賛同してくれました。初めてのベビーカーでの散歩、初めて見る公園の景色、初めて触れる草木の感触。想像するだけで、今からワクワクします。
育児休業が教えてくれること
育児休業に入ってから、私の生活は大きく変化しました。会社員として働く日常では、時間が常に決まっていて、自分のペースで動くことが難しい場面が多々ありました。しかし、育休中の今は、良くも悪くも時間の使い方が自分次第です。
最初は戸惑うことも多かったです。赤ちゃんの泣き声で起こされる夜中の授乳、慣れないおむつ替え、泣き止んでもらうための抱っこ。何もかもが初めてで、自分の不器用さに苛立ちを感じることもありました。しかし、日を追うごとに、少しずつですが、赤ちゃんのサインを読み取れるようになり、妻と協力して家事や育児を進めることにも慣れてきました。
育児休業は、私にとって単なる休暇ではありません。それは、父親としての自分を確立するための、かけがえのない時間です。この期間を通じて、私は妻の頑張りを間近で感じ、育児の大変さ、そして何よりもその喜びを肌で感じています。赤ちゃんが生まれてきてくれて、私たちの夫婦の関係もより一層深まったように思います。お互いに助け合い、支え合うことの大切さを、改めて実感する日々です。
これからの私たちと、小さな成長の積み重ね
明日からまた、新しい一日が始まります。もしかしたら、また寝不足の朝を迎えるかもしれません。赤ちゃんがぐずって、どうしていいか分からなくなる時もあるでしょう。でも、今日のベランダでの小さな冒険のように、一つ一つの経験が、私たち家族の絆を深め、赤ちゃんの成長を促してくれると信じています。
これからは、夕方の散歩を習慣にしていきたいと思っています。公園で、通りすがりの方に「あら、可愛いわね」と声をかけてもらえる日も来るかもしれません。季節の移ろいを肌で感じながら、赤ちゃんとともに世界を体験していく。それは、何物にも代えがたい尊い時間になるはずです。
子育ては「こうあるべき」という正解がない道のりです。だからこそ、私たち家族にとって何が一番良いのかを常に考え、柔軟に対応していくことが大切だと感じています。時には手抜きも、時には小さな冒険も。
明日も、明後日も、この小さな命の成長を一番近くで見守りながら、育児休業という貴重な時間を大切に過ごしていきたいと思います。そして、いつかこの子が大きくなった時に、「パパ、育休ありがとう!」と言ってもらえるような、最高のパパになれるよう、日々精進あるのみです。
#51日後に育休から職場復帰する夫
コメント